あなたはこしあん派?それともつぶあん派?
端午の節句が近づいてくると、スーパーや和菓子屋で一目置かれるのが柏餅です。様々な中身が売られていますが、心なしかこしあんの売れ行きが好調なようで、残りもわずかとなっていました。
「あん」は柏餅だけでなく、たいやきやもみじまんじゅう、生八つ橋など多くの菓子の中に入っているのですが、どの場合にどのあんが美味しいかというのは完全に個人のこだわりになっています。ちなみにアンパンマンの中身はつぶあんなのですが、つぶあんとこしあん、それぞれの特徴とこだわりの声を見てみたいと思います。
◆ こしあん派
こしあんとは、小豆や白小豆などを柔らかく茹で上げた後に、こして甘味を加え練り上げたものです。こしあんが人々を魅了するのはなんと言ってもその舌触りでしょう。なめらかな舌触りは食べる者にちょっとしたうっとり感を与えることができることから、比較的女性に人気があるようです。
◆ つぶあん派
つぶあんとは、小豆をなるべく皮を破らないよう柔らかく煮上げて渋を切り、その生餡に甘味を加えて練り上げたものです。つぶあんの魅力はなんと言ってもその食感でしょう。小豆を食べているんだという実感を得ることができるので、舌ではなく歯触りが人気です。
なお、ここでは詳しくは触れませんが、こしあんとつぶあんを混ぜたものとして「小倉あん」があります。この小倉あんの歴史は非常に古く、京都・嵯峨近辺に小倉餡発祥地とされる石碑があります。その席によると、日本で初めて小豆と砂糖で「あん」が炊かれたのは、平安京が出来て間もなくの820年だというのですから、あん自体の歴史はこれ以上ということになります。
柏餅のように、一つのお菓子でつぶあんとこしあんを選ぶことができるものもありますが、その多くはそれぞれの特性を考慮して、はじめから決めうちで含まれています。例えば、もみじ饅頭や赤福餅・桜餅はこしあんで、たい焼き、今川焼きはつぶあんが多いでしょう。
どっちも美味しいのですが、なぜこしあんなのか、つぶあんなのかを考えてみるのも面白いと思います。その上で、自分が好きな方がどっちなのか考えてみてはいかがでしょうか。ちなみに自分は絶対につぶあん派です。
【参考】教えて!goo http://blog.goo.ne.jp/oshiete_watcher/e/0565e611da2f45ab8ea3e31b423bb3e7
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