「半額」と「50%OFF」の効果の差は
新聞の折り込みチラシを見ていると、いかに安いことを訴求するかについて熾烈な戦いが繰り広げられています。スーパーやデパートでは1円単位で他店よりも安い印象を持ってもらうために様々なキャッチコピーを使っています。そのコピーについて、同じことを言っていても伝わる側である消費者からみると違った印象を持たれてしまうこともあります。例えば、ある折り込みチラシに次の表現があるとき、どれが一番安いイメージをもつでしょうか。
1. 50%OFF
2. 半額
3. 5割引
意味はすべて同じなのですが、多くの人が2番の半額を選択するのではないでしょうか。1番や3番は半分以上の値下げを期待することができるにも関わらず、なぜか半額という言葉は魅力的に感じてしまうのです。それを裏付けているデータが、朝日大学マーケティング研究所調べでもわかります。
また、カラフルなチラシの方がモノクロよりもつい目がいってしまうチラシであるようです。自分はモノクロで大きな文字で本日限りのような文言が並んでいるチラシを見ると何となく目がいってしまうのですが、配列の仕方や文字の大きさ、色の使い方それぞれにおいて、隠されたノウハウが詰まっているのです。
【参考】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0908/19/news083.html
折り込みチラシで見分ける買っていい家わるい家。 (2004/04) 堀 清孝 |
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