上司が陥る10の勘違い
管理職という仕事は人間関係の上でも、上下の関係をうまく保ちながら自分の役割を確実こなしていくという点で非常に難しいポジションにあるといえると思います。ひとつ間違えると部下からは上司に対する不満として士気が下がる結果になってしまいます。一生懸命部下とコミュニケーションをとろうとしているうちはいいのですが、部下をまとめることすらできないような考え方になってしまうと、もう手のつけようがありません。
そこで、今回は人材派遣企業ロバート・ハーフ・ジャパン調査による、「管理職者が陥りがちな思い違い」に対する10の見解を紹介したいと思います。ここから今部下の立場であっても将来上司として同じ過ちをおかさないように知っておきましょう。
<上司が陥る10の勘違い>
1. (解雇されずに)仕事があるだけ運がいいと思え
2. 達成不可能な場合でも、君ならできる、と仕事を振ればできるはず
3. 部下と管理職は一心同体だ
4. 長時間働く部下はいい部下だ
5. 景気好転は待つしかない
6. 噂は放っておけばいい
7. 仕事を達成し、成果が見えた段階で褒めてあげればいい
8. 優秀な部下は放っておいても目標達成できる。そのまま放置しておけばいい
9. 部下は意思決定をする必要はない
10. 経費削減の一貫として、研修費も削減すべき
どれも、部下から見るとやる気が下がるような勘違いばかりです。1位についてですが、この発想は1970年代前半のオイルショックなど不景気な時ほど顕著になる勘違いだそうです。4位については多くの人が感じたことがあるのではないでしょうか。残業時間が多いほど評価が高く、早く帰る人にはなんとなく冷たい対応をされる等、全く逆な評価となっています。残業が少なく結果を出せるならそちらの方がいいし、残業をしても効率が下がってしまうことも考えられます。
上司としては、まずは部位が仕事をして様子を上から目線で見るのではなく、出来が悪いようならアドバイスする、自由にやらせてみて失敗したらフォローするといったいいみで任せることが大切なのではないでしょうか。
【参考】Biz.ID
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0903/05/news098.html
「できる上司」のものの言い方―その「ひと言」をやめるだけで、部下は伸びる!(East Press Business) (2009/02/19) 吉田 典生 |
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