あしたまにあーな

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関東で煙霧発生 煙霧って?

2013年3月 10日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

25度を超えて半袖でも十分な暑さになった3月10日の関東地方で、大気が煙のようにかすんでしまい遠くを見ることができない状況になりました。

周囲の人々は、中国大陸からやって来た黄砂、PM2.5、花粉のいずれかを疑い、いずれも結論としては「外に出ない方がいい」ということに。確かにどれも今の季節発生する可能性が大いにあり、そうだと言われると疑う余地もありません。

ところが、NHKのニュースによると、これは煙霧によるものだという説明がありました。煙霧という言葉はなかなか馴染みがないのですが、気象庁によると「関東地方の土ぼこりによるもので、首都圏では中国大陸からの黄砂は観測されていない」とのこと。これによって、ますます煙霧という言葉がわからなくなります。

そこで煙霧について調べてみることに。煙霧とは目に見えないほどの小さな固体が空気中に浮いて視界が悪くなった状態というのが定義で、液体によって視界が悪くなる霧やもやと明確に区分されています。

煙霧の原因となる固体は様々なものがあり、黄砂や工場排気も煙霧の原因とされています。工場排気による煙霧は、光化学スモッグと呼ばれています。

このように一定の大きさの固体が原因であることはわかったのですが、大切なのはここから。その原因物質がなんなのかということになります。今回は地面が乾いていてそこに落ちていた地理やほこりが強い風によって舞い上げられて、煙霧になったとのこと。

イメージとしては小学校の運動場で強い風が吹いて煙った状態になるのと似ているのかもしれません。

いずれにせよ、こんな日には長く外に出ていないで念入りにお風呂で洗ったほうがよさそうです。

黄砂は2週間で地球を一周

2009年8月 04日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

今年はいつになく黄砂の影響を大きく受けていて、福岡などでは黄砂に関する注意まで喚起されるほどに黄砂は人々の生活を苦しめています。すでに工藤静香さんが歌うような「黄砂に吹かれて」などと悠長なことも言っていられない状況にあるのですが、どのように地球上を流れているのか長らく不明なままでした。

黄砂は主に中国のタクラマカン砂漠などで発生するのですが、それが偏西風に乗って日本上空を通過し太平洋に抜けるところまでは観測されていたのですが、その旅には続きがありアメリカ西海岸に到達後アメリカを横断し、大西洋を越えてヨーロッパへ到達します。さらに大陸を抜けて最後は中国まで戻ってくることを九州大学の鵜野伊津志教授たちが発見しました。

この間の黄砂の旅は約2週間。中国で発生する約80万トンの黄砂のうち、50万トンが高度8000メートル以上にまで上昇してから偏西風に乗って移動していきます。そのうち8万トンが13日間で1周してもなお大気中に留まっているというのです。ということは絶え間なく吹かれる黄砂のなかで、大気中における黄砂の含有量は着実に増えていっているということなのでしょうか。

日本では黄砂の影響というといいイメージがなく、どちらかというと害にしか考えられていない状況にあります。チリによる呼吸器系の障害や、洗濯物などの汚れ、さらに中国で排出される大気汚染物質が黄砂に付着し、それが雨となって日本に降り注ぐことによる汚染など問題も数多く眠っています。

しかし鵜野教授は黄砂の重要な役割を指摘しています。黄砂は大気の高層部で雲を作り、地球の温度を冷やす方向に働いたり、太平洋や大西洋のプランクトンに必要な金属成分を運び、海洋生態系に重要な役割を果たしている可能性があるというのです。遙か昔から吹かれていた黄砂は、地球環境のシステムの中に組み込まれているのです。

問題はその量なのです。少量であるからこそ生態系にいい影響を及ぼすのであって、それが大量に降り注ぐという過去に類を見ない状況になることによって生態系は確実に変わっていきます。それを助長しているのは他ならぬ人間なのです。地球を一周し地球を上空から見てきた黄砂は何を感じるのでしょうか。

【参考】YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090721-OYT1T00200.htm


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