あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



どうして「パチンコ」「パチスロ」と呼ぶのか

2010年9月 08日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

家の近くにはいくつかのパチンコ屋さんがあって、いつも多くの人で賑わっています。自分はギャンブルをするとことごとく負けてしまい、勝負事にはまるっきりダメなので、昔に5000円勝って以来勝ち逃げをしています。

いつもの帰り道のこと。ふと見上げる看板には、「PACHINKO」「PACHISLO」と書かれているのを発見します。何気ない看板なのですが、パチスロというのはどういう意味なのだろうと思い、この言葉を分解すると「パチ」「スロ」となり、後者はきっとスロットなんだろうと推測。すると、前者の「パチ」とはどういう意味なんだろうとモヤモヤし始めます。

そう考えると、パチンコに至ってはどこで単語を区切ったらいいのかさえわかりません。日常的に親しみのあるパチンコとパチスロですが、その語源について急速に気になり調べてみることにします。以下、その結果を紹介したいと思います。

◆パチンコの語源
「パチン」という擬音に接尾語の「コ」が付いたものです。パチンコの元祖は大正時代に遊ばれた「コリントゲーム」というものだそうです。よく古い温泉街に行くとあるようなもので、盤にいくつもの釘が打たれており、そこに複数の穴があいているところに玉を打ち上げて点数を競うあそびです。昭和10年頃になると中産階級以上の家庭にはたいてい1つはあると言われるほどに流行した遊びとのこと。ここから、パチンと玉を打ち出し遊ぶ道具なのでパチンコと呼ぶようになったという説があります。

一方で、コリントゲームと呼ぶ人もいれば、関東を中心にガチャンコ、関西ではパチパチと呼んでいたりもしたようで、これがくっついてパチンコと呼ばれるようになったという説もあるようです。昔のことなので、明確に誰かが定義したものではなさそうです。

◆パチスロの語源
パチスロは、「パチンコ型スロットマシン」の略であり、正式には「回胴式遊技機」と呼ぶそうです。1964年にアメリカ統治時代の沖縄で日本初登場し、そのときには「オリンピアマシン」と呼ばれていました。それが1985年に新風営法に基づいた全国統一認定基準のもとで1号機として世に出た後は次々と進化をとげ続けて今にいたります。

こう考えると、パチンコとパチスロは語源も遊びも似て非なるものだと改めてよく分かると共に、それでもパチスロは「パチンコ型」と呼ぶ不思議さは残ります。最近では様々な種類の機種が登場し、単なるお金稼ぎの要素だけではなく台で遊ぶことそのものに楽しみを求めることができるようになったのも人気の要因でしょう。

そんな遊びの中で、上記のようなほんの少しの知識があれば、もっともっと楽しみながらゲームができるのではないでしょうか。

【参考】
・知泉wiki http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%A5%D1%A5%C1%A5%F3%A5%B3
・語源由来辞典 http://gogen-allguide.com/ha/pachinko.html

  

冷やし中華の起源

2009年8月 22日 By: rainbow Category: グルメ No Comments →

夏の定番メニューといえばやはり冷やし中華ではないでしょうか。冬でもアイスクリームが売れているこのご時世にあって、なぜか夏しか食べないのも不思議な感じがします。スイカなどどうしても夏でないと収穫することができないということでもないにも関わらず、街の中華料理屋さんに「冷やし中華始めました」の張り紙が張り出されるのは決まって初夏だったりします。今回はこの冷やし中華について色々勉強してみたいと思います。

◆冷やし中華の起源
冷やし中華の発祥の地としては諸説がありますが、現在のところ仙台の「龍亭」が最も有力といわれています。1937年にその当時温かいメニューしかなく夏場に売り上げが落ちてしまったためにざるそばをヒントにして考案したのが冷やし中華だそうです。具材としてそのときに乗っていたのが、チャーシュー、トマト、湯がいたキャベツ、薄い輪切りのキュウリとニンジンとのこと。

確かにそう言われてみるとざるそばに似ているようにも感じますが、具材としてはとてもざるそばという感じではなく別物と考えた方がよさそうです。チャーシューはラーメンにも通じるものがあるのですが、トマトやキャベツなどはどうして入れようと思ったのか見当も付きません。そのあたりにあった食材を片っ端から入れたということではないと思いますが、この組み合わせについて何らかの意図があるのだとすれば、是非知りたいですね。

◆具材も場所によって変化
具は戦後になって千切り化され、さらに時代は過ぎていき今のような千切りのハムときゅうり、トマト、紅ショウガ、錦糸卵といった定番の具になっていくのです。現在のこの具材ですが、実は日本全国同じというわけではなくご当地冷やし中華が多数存在するといいます。北海道では冷やし中華とは言わずに冷やしラーメンといい、関西よりも西では冷麺と呼ぶのが一般的だそうです。

さらに具材ですが、もやしやクラゲ、海産物といったものが入るところもあれば、山形、福島、愛知では冷やし中華にマヨネーズをかけることが多いとのこと。一説には昔のスープには魚臭さが残っていたのでそれを消すためにマヨネーズを使っていたという話もありますが、真相は未だに解明されていません。

きっとまだまだ他にも様々な食べ方があるのだと思いますが、大切なのはその当地のおいしいモノを混ぜて冷やし中華としての完成度を上げ、おいしく食べることにあります。その味が地域に根ざし、その土地独特の食文化となっていくのです。すごく簡単な料理なのですが、具材とスープというふたつのパラメータによって無限の可能性を秘めている料理といえます。ラーメン屋さんが飽和状態にある今、新たに冷やし中華専門店を一年中営業するというのもありかもしれませんね。

【参考】R25.jp
http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/110000007543


暑い夏においしい冷し中華はいかがですか?つるつるもちもち他にはない食感がたまらない(^。…

知っておきたいお年玉の包み方

2008年12月 25日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

もうすぐ年も暮れていきますね。年末を迎えて大掃除をしたり、今年初めに考えた色々な思いの後片付けをしたりして忙しくなっていることと思います。そして新年を迎えるわけですが、昔ほど新年が楽しいと思えなくなってしまったように感じます。その理由を色々探ってみると一つの答えに達します。

それが「お年玉」です。昔はお年玉をもらうことが何よりも嬉しくて、いくら貯まったかを数えるのが楽しみでもありました。年末頃から誰からいくらもらえるのかを手帳に書き込んではニコニコしていたのを思い出します。一つだけやってはいけないのは決して自分から求めないこと。どこかの政治家のようですが、誰かの家に新年早々行ってみたり、訪問者に物欲しげに見たりするのは、子供ながらに控えてきました。

思えば大人になってみるとお年玉はもらえるどころか逆に渡す側になってしまったんですよね。しかも、近所の子にあげるときには、「不況だから」と給料のように10%削減したり、カットするこどなどできないので、厳しいものがあります。でも、どうせなら気持ちよくあげて喜んでもらいたいものです。そこで、いまさらながらですが、お年玉のお金の正しい包み方について改めて勉強しておきたいと思います。

■お札は新品を
お年玉は新札を用意しましょう。受け取る側の気持ちを考えた心配りが大切で、準備にかけた時間と手間が相手への気持ちに表れるのです。

■金額は奇数を
基本的には奇数がよいとされています。これは陰陽の「陽」にあたるのが奇数であることからきていることに端を発します。しかし、あまりこだわらずに臨機応変に相手によって変えてあげればいいと思います。

■お金の包み方
新しいお札を三つ折りにするのですが、折るときは人物がある面を上に向け、まず左から折ります。次に右側をその上に重ねて折って袋に入れます。

■お年玉を渡す期間
お年玉を渡すのは1月7日(地域によっては小正月である1月15日)までがいいでしょう。これはお正月の松飾りをつけておく期間である松の内が基準になっています。

意外と知らないお年玉の起源ですが、お年玉は年神様に供えたもちを家長が家族に分け与えたものと言われていて、神様の力を分けてもらうものと考えられています。それが時代と共に現金に変わり今に至っているのです。お金だと何だが味気ないような気もしますが、大切なものなので使う方としても、感謝の気持ちを忘れないでいつもとは違った気持ちで使いたいですよね。

【参考】日経Plus1 12月20日

お年玉セレクション

和紙のぽち袋・お年玉袋「切り絵柄」( 中 定番サイズ、5袋入)

和紙のぽち袋・お年玉袋「紫陽花」(小 コインサイズ、5袋入)

和紙のぽち袋・お年玉袋「落水」(中・定番サイズ、5袋入)