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もみじマークの次をあなたの手で決めよう

2010年6月 18日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

高齢ドライバーであることを知らせるマーク「もみじマーク」がいかに不評であるかは以前のブログでも紹介させて頂きました。きっと多くの人がもみじマークとは呼ばずに枯れ葉マークと呼んでいることでしょう。あまりの不評さにとうとうデザインの再検討を行なっていた警察庁が2010年6月17日に代替案として4つの図案を発表しました。

この4つの図案プラス現デザインの5つの中から7月17日までの間、一般の人からメールや郵送、ファックスなどでどれがいいかを受け付けるとのこと。きっと警察庁にしてみれば「そんなに不評なら自分たちで選んでね」というメッセージが込められているものと思われます。その他、運転免許の更新手続きに訪れるドライバー3000人と日本グラフィックデザイナー協会会員約2500人を対象にしたアンケート結果も参考にしながら最終的にどの図案にするか決めるそうです。

そこで今回の4つの図案について見ていきましょう。
1. 四つ葉のクローバーをモチーフにシニアの「S」を図案化したもの
  これ、かっこいいですね。横に間違って取り付けてしまってもSに見えます。

2. 様々な人生を表現する色とりどりの線が丸く柔らかい円を描く様子
  これって、図なんでしょうか。見るものを錯覚の世界におびき寄せているとしか思えないのですが・・・
 
3. 経験豊富な高齢ドライバーを稲穂とハートをさせる手のひらに例えたもの
  経験が豊かなのと稲穂の関係に疑問が残ります。よく分からないデザインです。

4. ゆとりをもって接してほしい思いから鳥にハート、手のモチーフを組み合わせた
  鳩山さんには受けがよさそうです。鳥とハートと手の組み合わせの意味について小1時間ほどお伺いしたいところです。

現行デザイン.秋の美しい紅葉のイメージを図案化し、熟練した高齢運転者を表現したもの。

という訳で、私としてはデザイン性、メッセージ性の観点から1がいいのではないかと思います。今回のポイントは、デザインとしてもかっこよくて、シルバーの方が進んで付けてみたいと思うステータスがそこにあることが求められると思います。

そんなもみじマークは、2008年から70歳以上を対象に罰則付きで義務づけられたのですが「高齢者イジメだ」などの反発を受けて、あえなく撤回。2009年からは罰則をなくして努力目標となりました。そんな紆余曲折があったのもこのデザインによるところが大きかったのは、大いにあり得ると思います。

それが今回の投票によってどのように代わっていくのか、そしてそれが普及するのか、警察庁も他人事とは思わずに普及活動をしていってほしいと思います。

○ 応募方法
電子メール、FAX 又は郵送にて受け付けています。
・メール: momijibosyuu@npa.go.jp
・FAX: 03?3581?9337
・郵送: 〒100?8974
     東京都千代田区霞が関2?1?2
     警察庁交通局交通企画課
     高齢運転者標識のデザインについての意見募集係

○ 募集期間
平成22年6月18日(金)から平成22年7月17日(土)まで

【参考】日本経済新聞 2010/06/17

「もみじマーク」に代わる素敵なデザイン募集中

2009年11月 22日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

もみじマーク

高齢ドライバーに付けるように言われている「もみじマーク」ですが、以前からものすごく評判が悪いようで、そのせいもあってかなかなか普及が進まない現状がありました。自分の周囲でも、このもみじマークのことを正しくよんでいる人は皆無でほとんどの人が「枯れ葉マーク」とよんでいます。しかも、なんとなく涙にも見えるので車につける人にとっては何となく悲しい気分になってしまったのではないでしょうか。

一時期このもみじマークを付けないと罰則がつく法律改正があったのですが、巷で「高齢者いじめだ」という過激な批判に押し流されてか、罰則はなくなり努力義務という中途半端な状態にまで戻されているのが現状です。

そんな評判の悪さを受けて警察庁は2009年11月20日から2010年1月8日まで、一般の人から新しいデザインを募集することになりました。募集した作品の中からすばらしいものがあれば30万円以内(というはっきりしない値段ではありますが)の制作費が支払われるそうです。

応募作品に関する選考基準は以下の通りです。
1.ベテラン運転者を象徴し、高齢者が誇りを持って自ら表示したくなる
2.すべての運転者が親しみを持てる
3.夜間や離れた場所からでも見やすい
4.他のマークと混同しない
この基準を考慮した図案をA4用紙にカラーで書いて、作品のイメージについて1000字以内の説明を添えて郵送かメールで警察庁交通企画課まで送ると応募完了です。

もちろん、上記の基準に合っているものであればいいのですが、かなり主観的なものを含んでいるので、非常に難しい宿題だといえます。例えば、金色のリボンや、淡い桜とかだとデザイン性もあって、すすんでつけるのではないでしょうか。または、いっそのこと「ひこにゃん」や「せんとくん」などをそのまま利用するのも面白いかもしれませんね。

【参考】
・日本経済新聞 2009/11/19
・警察庁 http://www.npa.go.jp


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青信号延長ボタンをもっと普及させよう

2009年10月 13日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

青信号延長ボタン

みなさんは、横断歩道に設置されている白いボックスのボタンを知っていますか?おそらく多くの人はなんとなく記憶の彼方では存在を知っていてもそれが何なのかを即答できる人は少ないのではないでしょうか。自分もそのひとりなのですが、この信号機は「高齢者等感応式信号機」といい、速く歩くことができない高齢者などが安全に横断歩道を渡れるように青信号になっている時間を数秒程度延長することができるものだそうです。

このようなすばらしい装置が設置され始めたのは、1990年代初頭から老人ホームや病院などの近くで設置されるようになったそうなんですが、2008年度までに全国で設置されている数は6460ヶ所で、東京都内では641ヶ所に設置されていますが、それは歩行者用信号機のわずか5%に過ぎないのが現状です。数だけでなく、機能の面でもまちまちで、なかには白いボタンを押すと音ができるだけのものも存在しているそうで、利用者にとってボタンの機能がわかりにくいのも課題といえます。

最近では、幹線道路ではスクランブル交差点のように幅の広い交差点も登場し、その対角線を渡るときは自分たちでも時間ぎりぎりになってしまうことが多くあります。自分一人なら走ればいいのですが、子供を連れていたり、ベビーカーを押しているとき、ご老人などは渡りきるのが難しい状況もあると思います。

信号機を設置している警察庁によって、今後はハード面でもソフト面でも利用者が安全に信号を渡ることができるような取り組みをしていく必要があります。ハードの面では、物理的に白いボックスの信号機を増やし、一定の基準以上の長さがある横断歩道への設置率を向上させることが挙げられます。もちろんそのためには費用が掛かりますが、効果を得られるような場所から徐々に広めて行ければいいと思います。ソフト面では高齢者を中心として信号を安全に渡るための講習を開いたり、テレビCMなどにより啓蒙活動をして、その存在を広く伝えていくことが大切です。

警察庁は今もWebページや交通安全教室などで紹介していますが、利用者にとって必要だと感じることができなければ、使ってはもらえません。伝え方にも工夫が必要なのです。ないと困る機能だと認知してもらえる工夫が、より求められているのです。

【参考】読売新聞 2009/10/11

信号目覚まし 信号目覚まし
(2009/11/25)
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