あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



子供に本を読ませるには

2013年10月 06日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

子供がなかなか本を読んでくれないのだが、どうすればいいか。

実はこの質問は様々な質問サイトでよくされているもので、共通の悩みを抱えている人が多いことを示しています。佐藤優さんによると、本を読む習慣は小学校高学年から中学生のときにつき、このとき読書に親しんでいないと、よほどのことがない限り、その後、本を読まない生活をすることになるといいます。

本を読むのが好きというのは比較的少ないらしく、とある調査によると本を読む量が1ヶ月に3冊以下の人が全体の83%にも及ぶそうで、他の調査でも似たような数値になっています。本を読むという行為も次第に特別なものになっていくのかもしれません。

読書をする習慣をつけるために、まずはテレビとゲームの量を減らすことが大切だそうです。例えば「テレビとゲームは1日2時間以内」というようなルールをつくるのもいいでしょう。我が家の場合では自己申告制にしています。どのくらいするのかを自分で申告させるのですが、子供はあまり長く申告することができないのか、短めで設定してきます。

また、マンガは読書好きになる可能性を秘めているので禁止にするのではなく、量をコントロールします。本屋に行き、「欲しい本を3冊買っていいよ。ただマンガは1冊だけね」などと言いながら選ばせてあげるのもいいでしょう。上の子供は、最近科学実験の本が好きで、アリの巣が出来ていく様子を見ることができるという本に興味を持っていました。

本のために使うお金のお小遣いとは別枠にしてあげるといいと佐藤さんは言います。今後、読書の重要性がどんどん増していく中、いかに自発的に本を読むか、上記のような方法とともに親が読書をする姿を直接見せてあげることが、何より効果的なのだと思います。そのためにもこれまで以上に本を図書館で借りてくる必要がありそうです。

【参考】日刊SPA! http://nikkan-spa.jp/507295

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
(2012/07/27)
佐藤 優

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ビジネスマンのための「読書力」養成講座

2009年8月 04日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

本を読むという動きは、はるか小学校に入る前からずっと行ってきている動作です。にも関わらず社会人になると改めて読書の方法というものに注目が浴びられ数多くの本が出ていることからも、いかに関心が高いものになっているかがわかります。その理由はいくつか考えられると思いますが、大きな理由の一つとして読書に求めるものが社会人になってから変わることが挙げられるのではないでしょうか。

学生の頃まで、読書は勉強のために必要に迫られて行う受動的なものだったのに対して、社会人為なったときの読書は自らのスキルを伸ばすための能動的なものに変わるのです。その中で、自由を与えられたビジネスマンはどのように読書をするのかを忘れてしまっています。そこでビジネスマンのための「読書力」養成講座のようなガイドブックが登場するのです。今回は小宮一慶さんの本書について紹介したいと思います。

本書では、読書は以下の5つから成り立つと説明しています。

1. 速読:求める情報を探すために要点を素早く把握するための読み方
全体を速く読むのが大切なのではなくいかに速く情報を入手するかが大切です。この読み方で頭は良くなりません。分野について把握をしている人が行うので、まずはこれ以降の読み方をしてその分野の内容を把握します。

2. 通読レベル1:最初から最後まで普通に読む読み方
読書を楽しむためのもので、全体をさくっと読んでいきます。これによって一定の理解を得ることができます。

3. 通読レベル2:最初から最後まで論点を整理し、考えながら読んでいく読み方
ここからが頭を良くする読み方になります。線を引いたりメモを書いたりしながら自分の考えを深めていきます。

4. 熟読:注や参考文献を参照しながらきっちり読んでいく読み方
通読レベル2に加えて、論理を追ってきちんと読んでいきます。必要な部分だけでもいいので、知りたいと思った部分は参考文献や注釈を含めてすべてを読み込みます。

5. 重読:何度も繰り返し読む読み方
人生の指南書など深く記憶にとどめておきたいものを何度も繰り返し読む方法です。

通読レベル1以降は、自分なりの仮説をもちながら読んでいくとより理解度は深まるといいます。さらにできるだけ読書レベル2のもので名書と呼ばれるものを増やすことによって、読書をする力も伸びるとのこと。

大切なのは、いきなり速読を行うのではなく通読をしっかりと繰り返しアウトプットをすることにあります。また、本の選択としては入門書であってもその分野の権威の方が書いたものを選ぶことによって、文章に説得力もあり行間に感じるものもあるということなので、本書に紹介されている本を全部読んでみることから始められるといいと考えています。

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書) ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
(2008/09/15)
小宮 一慶

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自分を磨く読書術

2009年5月 06日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

書店にいくと実に多くのビジネス書が並んでいて、それらは非常に魅力的な題名だったりします。「なりたい自分になれる」「仕事が夢のように片付く」「判断が迅速に行える」など、本当にそこに書かれていることを実践できればスーパーマンになれるのではないかと思えるほどのものが多いことがわかります。

それらの題名に引き寄せられて、購入して実際に読んで納得はするのではすが、すぐに忘れてしまいビジネスの世界に生かしきれていないのが現状です。どうせならせっかく購入した本なのですから何かしらの知識を仕事で生かしたいと思いますよね。そこで、仕事に生かすためのコツについてまとめてみました。

ビジネス書を生かす読書の心得
◆読む前に
・達成したい目標を設定する
 - 新入社員であれば「時間管理術」や「会計基礎」などの基礎固めなど
 - 中長期的なキャリアを考える場合、自分の今のポジションの一つ上になったときに必要な知識を学ぶ
・書籍の購入はインターネットなどの書評も参考にする

◆読むときは
・重要な箇所に付箋を張ったりボールペンで書き込んだりする
・スピードを重視する人は本の端を折るだけでも構わない
・必要な部分以外は読まない。達人は1冊30分から1時間程度で読み終える
 - 1つか2つ本から学ぶことがあればいいと考える

◆読んだ後は
・重要な部分はノートやパソコンにまとめて自分だけの参考書を作る
・ブログなどに書評を書いて読書日記を公開する
・読んだ内容を人に話すとさらに記憶への定着が図れる。

このように、ある程度のスピード感をもって読書に当たらないと購入したときの熱も冷めてしまう可能性があります。自分が習得したいと強く願ったときが一番吸収しやすい時期なのですから、速読ということではなく今までに自分が知っている知識の部分は読み飛ばして、知らないところに注目してそれを書き留めておくことが一番大切なのです。その上で、自分が習得した内容を使えるかどうかを省みるといいと思います。

【参考】日経Plus1 2009年5月2日

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書) ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書)
(2008/09/15)
小宮 一慶

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