あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



ジャンケンの発祥は日本だった!?

2010年11月 14日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

みんなが知っている方法で簡単、かつ公平に短時間で勝敗を決めるものといえば誰もがジャンケンを思い浮かべるでしょう。グー、チョキ、パーというたった3つしか選択肢がないにも関わらず、そこには心理的な駆け引きや戦法など奥深い要素がたっぷりと詰まっています。

そんなジャンケンはルールがシンプルで便利ということもあり世界中で広く使われているのですが、なんとその発祥の地は日本だというのです。

ウィーン大学で日本学を研究するセップ・リンハルト教授の著作である「拳の文化史」によると、じゃんけんは、日本に古くからあった「拳遊び」の一種である「三すくみ拳」のひとつとして、江戸から明治時代に成立したといわれているそうです。この時はグー(石)・チョキ(鋏)・パー(紙)ではなく、狐拳(狐・猟師・庄屋)という日本らしいモチーフだったといいます。

このジャンケンがどのように世界に広まっていったのかは様々な説があり、明治から昭和に日本と密接だったイギリスから世界に広まった、日本のアニメやゲームと共に広まった、などがあるのですが未だにはっきりしないそうです。

そんなジャンケンが世界中で愛されている例として、2002年からカナダで毎年行なわれている「世界ジャンケン大会」があります。主催は、World RPS Societyといい、RPSとはRock、Paper、Scissorsと文字通り石、紙、はさみとなっていて、かなり本格的な競技として広く認知されているようです。

競技者はどのように日頃訓練するのかわかりませんが、ここまで競技としてみんなが猛者であれば、「裏の裏」を読みまくることになるんでしょう。裏の裏ということは何も考えていない人と同じなので、もしかしたら素人にもチャンスがあるかもしれませんね。

【参考】R25
http://r25.yahoo.co.jp/

じゃんけんはパーを出せ!~ビジネス解決力が身につく「ゲーム理論」~ じゃんけんはパーを出せ!~ビジネス解決力が身につく「ゲーム理論」~
(2008/10/06)
若菜 力人

商品詳細を見る

「日本」をなんと読むか

2009年6月 30日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

自分の国の名前でありながら、「にっぽん」と「にほん」のどちらが正しい読み方なのかと問われると答えに窮してしまいます。「日本橋」という地名についても東京と大阪では読み方が違いますし、どちらが正しいということもないと思います。

そんな疑問について、政府が2009年6月30日に「日本」の読み方について民主党の岩國哲人衆院議員の「日本国号に関する質問主意書」への答弁書を閣議決定しました。その内容によると、「『にっぽん』『にほん』という読み方については、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はないと考えている」としています。

エッセイストの轡田隆史さんによると、遙か昔室町時代にまでさかのぼると「にふぉん」と読んでいたり「じっぽん」と読んでいたりして、現代になって「にほん」が定着してききたと説明しています。戦前は「にっぽん」が多かったのですが、それは大日本帝国の影響だとされており、それが戦後、現在の憲法である日本国憲法は「にほんこくけんぽう」ということからも「にほん」に徐々に変化していったのだろうと推測しています。

今回、政府が説明しているようにどちらでもいいというあいまいさは、あってもいいのではないかと思います。国に対する思いは人それぞれだし、場所によっても異なります。とある調査では、「日本一」の読み方について、「にほんいち」が51%だったの対し、「にっぽんいち」は49%とほぼ同等であったという結果が出ています。

一律この読み方じゃないといけないと決めるのではなく、時と場合、言葉の使用する場面によって柔軟に変えることによって、様々な表現をすることができるという点でメリットがあるといえるではないでしょうか。

【参考】
・asahi.com
テレビ朝日 日本語研究室


『NHK-CD ラジオ深夜便 にっぽんの歌 こころの歌』