あしたまにあーな

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龍馬伝 第13回「さらば土佐よ」

2010年3月 28日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

とうとう第一部の最終回を迎えます。今回は2つの暗殺計画の事の顛末が明らかになります。まず一つ目の弥太郎による龍馬暗殺計画についてですが、これは始めから受け狙いだったようにしか考えていなかったので、結末は「なるほどね」と思う結果となりました。やっぱり龍馬は弥太郎に愛されているんですね。今まで何となく毛嫌いしているような雰囲気もあったのですが、今回明確に弥太郎は龍馬のことを愛していることがわかります。不器用な二人なのでそれをうまく表現することができないようですが、今回はあからさまだったような気がします。

そして、2つめの武市による吉田東洋の暗殺計画についてですが、前回東洋に足蹴りにされてしまっては、武市としても殺意を覚えるでしょうね。東洋も本当に土佐のことを思っていて、家臣からの信望を集めるのであればこのようなことをしてはいけません。こういう風に相手を扱うことによって結局はそれが自分に返ってくることになるのです。東洋にとっては、武市の才能がないことが登用しない要因であることを龍馬に語るのですが、本人にはそれを伝えることもなくその日がやってきます。

武市は土佐勤王党の一部のメンバーに命じて東洋の暗殺を実行します。雨が降りしきる中、東洋演じる田中泯の殺陣は本当に迫真に迫っていて思わず息を呑んで見守ってしまいました。最期はあっけないのですが、東洋本人もまだまだやりたいことがたくさんあったのだと思いますが、このような形で終わってしまいその無念さを痛いほど感じることができます。まさにそのときに武市は自宅で絵を描いていたのですが、その近くでニコニコしながら見守っている奥さんがこのことを知ったらどう思うだろうと思わず考えてしまいます。

毎回お約束になった弥太郎シーンですが、今回はなんと言っても後藤象二郎の命令を破ってしまい家でビクビクしている中で喜勢と共に家を出ようとしたときに激しく抵抗され「土佐を出るつもりはない」と言われた場面でしょう。ほんの数秒前まで「どこまでもついていく」と言いながら絵に描いたような手の平返し。彼女の真の目的は未だに分かりません。

第一部最後のシーンは龍馬の土佐藩の脱藩です。坂本家中が混乱する中、たまたま帰ってきていた乙女姉さんが龍馬のことを思い味方になるべきだとみんなを説得し、涙ながらに龍馬を送り出します。寺島しのぶさんの龍馬を想う演技はさすがですね。しばらく見ることができなくなるかもしれないのが残念です。

次回からはとうとう脱藩した龍馬が、日本中を駆け回ります。これに弥太郎がどのように追従して行くのか、今の時代に龍馬の名前が轟く要因をじっくりと見ていきたいと思います。

◆龍馬伝紀行◆
高知県高知市
 - 水谷山 和霊神社
 - 梼原町 維新の門
 - 茶や谷

NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1

龍馬伝 第12回「暗殺指令」

2010年3月 23日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

この題名の真意が分かってくるのは、物語の最後の方の場面になります。この指令には実はいくつかの意味があって、その意味を解説するために前半部分が構成されているといったイメージになります。

まず始めから全く予想外の展開から始まります。武市半平太が立ち上げた土佐勤王党に坂本龍馬は決して入らないだろうなと思っていたのですが、みんなの強い要望に押される形になってその場で血判状にサインを押すことになります。「なんで?」という疑問はやがて、「武市の暴走を抑えるため」という理由によって解消されるのですが、この時はただただ宮迫の暗闇での迫力に圧倒されてしまいました。

しかし、この後に尊皇攘夷を訴える武市は吉田東洋にボコボコにされ、冒頭の吉田東洋の暗殺を企てる結果となります。吉田東洋は下士のなかでくすぶっていた坂本龍馬を取り立てようとするのに対して、日本の将来のためにならないと考える武市を評価しないなど、自分の中にしっかりとした信念があり、土佐や日本のことを彼なりに考えて行動していた重要な人物だったのです。この人について調べてみると、最期にどうなってしまうのか分かってしまいましたが、悲しい限りですね。

その東洋に取り立てられて、少しだけ偉くなったのが岩崎弥太郎でした。相変わらず汚い格好なのですが、警察の仕事をGETしかわいい嫁さんまで得ることができたというのですから驚きです。演技もすごくうまくて最高な香川照之さんなのですが、この人が出てくると何となくコメディの雰囲気を醸し出すところが素敵です。嫁さんをもらってからの浮かれようがまたすごく、そこに蟹江敬三さんの弥次郎による絡みも相まって独特の雰囲気を醸し出している岩崎家に嫁いだ喜勢さんには何か裏がありそうな雰囲気がぷんぷんします。何でもにこやかに接する喜勢ですが、弥太郎本人も見どころで言っているように後にこの真相が明らかになります。

そんな弥太郎に、龍馬暗殺を命じるのが後藤象二郎でした。後藤は東洋がなにかと「坂本、坂本」というのを気に入らなかったらしく、いなくなってしまえばいいという短絡的な考えで弥太郎に命じるのです。先ほどの東洋に対する計画も許されることではありませんが、こちらの単なる私怨での命令はもっと許されません。でもこの人はその後に新しい日本の中枢に入っていくことになるんですよね・・・

最後に少しだけ気になったのが、龍馬が会いに行った長州の久坂玄瑞です。本当にこんな人だったのかどうかわかりませんが、演じるやべきょうすけさんは、「松陰先生」と涙を流しながら叫び続けます。福山さんの明らかに引いている演技は当然ともいえます。たぶん素で出てしまった表現なのかもしれません。

次回は、いつの間にか存在していた第一部が終わるそうで、土佐藩を出るときがやってきます。弥太郎と龍馬の関係など気になるところがまだまだたくさんありますが、どのように土佐を離れていくのか楽しみにしたいと思います。

◆龍馬伝紀行◆
山口県萩市
 -久坂玄瑞生誕地
 -松下村塾

NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1

龍馬伝 第11回「土佐沸騰」

2010年3月 14日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

久しぶりに恋愛関連の話題がほとんど無い回になりました。今回は完全に龍馬の株が急上昇する結果となり、今後の龍馬の活躍を期待することができるようなきっかけがありました。それを吉田東洋がずばっと指摘するあたり、彼は才能があるのかもしれません。

加尾に完全に振られてしまった龍馬はしばらく海でぼーっとすることになります。今でも考え事をするときには海を眺めるというシーンが出てきますが、龍馬も本当に海を眺め続けるということをしたのかは謎ですが、それでも加尾とのことを吹っ切り世の中に積極的に関わっていくことを決意します。その最初の関わりが武市との関係でした。武市からみると龍馬はいざとなったら、上士と直談判をしてくれ見事おさめてくれるのですが、完全に自分たちの仲間とは言い切れない雰囲気に不安で仕方なかったと思います。龍馬としても武市との関係をどのようにするのか悩んでいたかもしれません。

龍馬がいうように、自分たちが攘夷を推進したいのであれば直接吉田東洋に話をして自分たちの考えを伝える努力をすべきだと思います。しかし武市は以前に吉田からされた仕打ちからすべてのことは言っても仕方ないと判断し、武力によって解決しようと土佐から下士を集め、「土佐勤王党」を立ち上げます。この土佐勤王党に龍馬を誘うのですが、その結果は次回となります。おそらく従うことはないと思いますが、どのように振る舞っていくのか楽しみですね。

そして今回、不憫だった人たちも色々いました。まずは弥太郎。長崎にまでいって取り立ててもらったにも関わらず、100両もの金額を使い込んでしまいお役ご免となります。弥次郎が顔をくしゃくしゃにしながら喜んだ弥太郎からの手紙を読み終わったナイスタイミングで再び顔をドロドロにした弥太郎が家に戻ってきます。ここからまたはい上がることができるのかわかりませんが、東洋に取り立ててもらい再度下士たちを監視する役目を受け、密告係になります。どのように彼がはい上がっていくのでしょうか。道筋は暗闇になってしまいました。

もうひとりの不憫な人は井伊直弼でしょう。篤姫では中村梅雀さんが苦悩の末色々考え実行してきた政ですが、そのイメージが強かっただけに、今回あっさりと桜田門外の変で「変な顔」をしながら暗殺されてしまった井伊直弼はあまりにも不憫で仕方ありませんでした。

そんな人たちの思いを胸に、来週はとうとう龍馬が活躍していってくれることを祈るばかりです。

◆龍馬伝紀行◆
高知県高知市
 鶴田塾跡(少林塾跡)
 文武館跡


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