あしたまにあーな

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スプリングコンサート2012

2012年3月 18日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

曇り空のどんよりとした天気にも関わらず、気温が多少高いこともあり思い切って子供と図書館に出かけることにします。雨降りで外に出られずに家の中でパワーをもてあましていた彼にとって外に出ることが楽しかったらしく、太鼓の達人に登場する「ダッシュで帰宅」にならって、図書館にダッシュする彼を必死で追いかけます。

図書館に着くと、今日は「たま学びのフェア2012」と題して様々な催し物が開催されていました。自分たちのお気に入りでよく定期演奏会に行っている多摩川吹奏楽団による演奏もあるということなので、時間になるまで図書館で絵本を読んであげたりしながら待つことにします。

時は経ち、15時40分に多摩市民館大ホールに入ると、観客は3割程度の入りでした。雨が降っていたこともあり、出足が鈍かったこともありますが、ゆったりと子供と見ることができるというメリットもあるので、複雑な気分ではありますが、時間になるまで静かに子供と待ちます。待っている間子供は「楽しみだね、早く始まらないかな」といつになく気合いが入っています。

ブザーが鳴り始まる場面を写真で撮ろうとすると、子供に「パパ、写真撮っちゃダメって言ってたよ、約束したでしょ!」と小声で怒られます。館内放送では「写真撮影は周りのお客様の迷惑にならなように配慮しながらお願いいたします」と言っていたので、OKなのですが、こんなことを言えるようになった子供に感動していた自分は素直に、「そうだね、ごめんね」といって写真をしまいます。

演奏は、ウィーアー!、踊る仔猫、ドレミの歌、名探偵コナンのメインテーマ、そしてアンコールで三百六十五歩のマーチと続きます。どれも取っつきやすい演奏ばかりで子供と楽しく聞くことができました。はじめは乗り出すようにじっと聞いていた子供ですが、最後の最後で落ちそうになるところを必死に起こしながら、最後まで一緒に聞くことができました。

途中、ドレミの歌では自分でもピアノで演奏することができる歌なので、リズムを取っていたのが驚きです。音楽になじむことができるのもこの街のいいところだと思います。終わった後、子供は大満足で「面白かった、ピアノがなかったけど」と言っていました。吹奏楽団なのでピアノはないんだよと話すと、「そっか」と納得した様子。多分また聞かれるとは思いますが。

これからも、このような催しには積極的に参加したいと思います。関係者の方、お疲れ様でした。そして素敵な演奏をありがとうございます。

多摩川吹奏楽団 第26回定期演奏会

2011年6月 26日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

この多摩川吹奏楽団の定期演奏会とファミリーコンサートは、1年のうちでなくてはならないイベントになっています。この吹奏楽団の演奏が待ち遠しいのは、その演奏だけでなくどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかといった楽しみがあるからに他なりません。

今年は震災の影響もあり、世の中全体が自粛ムードのなか演奏会自体も行われるのか不安でしたが、案内が来たので子供や奥さんも喜んで、演奏会を聴きに出かけることにします。

3人で手をつないで多摩市民館に到着するとすでに席は満員です。知り合いらしき人、子供たち、そして年配の方々など年齢層も広く、様々な人に愛されている楽団であることがわかります。子供も音楽が聴ける楽しみからか、はやく始まらないかなとしきりに聞いてきます。

今回のプログラムは以下の通り。

◆1部
・ 文明開化の鐘 / 高橋宏樹
・ エルザの大聖堂への行進 / R.Wagner
・ 第六の幸福をもたらす宿 / M.Arnold

◆2部
・ カーテン・アップ / A.Reed
・ My one and only love / G.Wood
・ 魔法にかけられて / A.Menken
・ ドラえもんのうた / 菊池俊輔
・ 夢をかなえてドラえもん / 黒須克彦
・ オペラ座の怪人 / A.L.Webber

◆アンコール
・ 上を向いて歩こう / 坂本九
・ ヘビーローテーション / AKB48

定期演奏会を何回も聞いているとだんだんどのような雰囲気でプログラムが進んでいくのかわかってきます。1部は吹奏楽のすばらしさを感じることができる本格的なプログラムであり、まるで情景が目に浮かぶような楽曲が続きます。

「文明開化の鐘」では、文明開化と共に平和で落ち着きのある世の中ができあがり、それによって人々がどんどん活発に気持ちも明るく活力のある生活をしていく様子を感じることができます。子供もはじめの盛り上がりで、ただただ圧倒されて口をぼーっとあけたまま熱心に鑑賞していました。

「第六の幸福をもたらす宿」の第六の幸福とは、中国の概念である長寿、富、健康、徳、悔いなき末期に加えて、第六の幸福は自分で見つけてねという意味だそうです。この6つの幸福があれば確かに人生は楽しく送ることができそうです。曲は3部構成になっていて、それぞれ流れが完全に区切られて独立した曲になっています。ユーモラスな曲調から穏やかで壮大な音楽へ変わっていくのを聞いていると、吹奏楽の醍醐味を存分に味わえているという満足感を得ることができます。小さい頃から子供にこんな本格的な音楽を聴かせてあげられるのはすてきなことのように思えます。

ちなみに蛇足ですが、司会の方が曲の背景を語ってくれるのですが、なかなか追いついていけないので、パンフレットに紹介してくれるとうれしいです。今回は曲目紹介として「第六の幸福をもたらす宿」がありましたが、そのほかも興味深いお話がたくさんあったので。パンフレットを後で眺めて楽しむこともできるので、まさに一石二鳥かなと思います。メンバーの声などもあるといいかもしれません。

休憩を挟んでの第二部は、ちょっとカジュアルな雰囲気になるのが通例でした。登場する団員の方をみると皆さん白い服にGパン。シックに決めていることから、今年は自粛しているのかなと思わず感じてしまいます。曲調は1部にはなかったような楽器すべてで演奏するカジュアルなもので、なじみ深い音楽も多く子供もドラえもんの時にははしゃいでいました。自分としては、「魔法にかけられて」の曲がすごくよかったと思います。

そして、あらかじめパンフレットに書かれていたことが発表されます。20年以上多摩川吹奏楽団に携わってこられた指揮の三浦俊司さんが、この演奏会を最後に引退することになったそうです。今までのエピソードなどを聞いているといかにこの楽団を愛しているかを感じ、客である自分も思わず涙ぐんでしまいます。団員の方が一生懸命話される三浦さんの顔をにこやかに見ている光景を見ても、いかにこの人が楽団のなかで大きな存在であり、信頼されてきたかがわかるようでした。

三浦さんのトロンボーンのソロを聴いていても、年齢が重ねる音の厚みを感じることができます。大きな存在もやがてはいなくなるもの、その先に新しい多摩川吹奏楽団が自分たち観客を新しい世界へと導いていってくれることを期待しています。

最後のアンコールに、封印されていたパフォーマンスがとうとう登場します。AKB48のヘビーローテーションで女性だけでなく男性までもが両手に花をつけて踊っているではありませんか。オペラ座の怪人で司会の方の迫真の演技があったところから、何かあるとは思っていましたが、この演出は完全に予想外でとにかく驚きました。特に男性の方の方がノリノリで踊っていたのをみると、少しだけ複雑な思いにかられましたが、最後までエンターテイナーとして盛り上げてくれた多摩川吹奏楽団の皆様に心からお礼をいいたいと思います。

本当に楽しいひとときを過ごすことができました。ありがとうございます。次回の演奏会を楽しみに待ちたいと思います。

しあわせの青い鳥はあなたのそばに

2011年4月 24日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

日曜の朝のこと、図書館に本を借りに3歳の子供と一緒に出かけると、多摩区総合庁舎内にある多摩市民館にて子供ミュージカルが開催される看板を子供が発見。「これみたい!」という強い要望により、当日券を購入して見ることにしました。

それは、新百合子どもミュージカル10周年記念公演「しあわせの青い鳥」というもの。実はお金を払ってミュージカルを子供と見るのははじめてのことで、今までの音楽コンサートでは無料であることが多かったのですが、今回は当日券1800円を子供と自分で購入しています。これで開始数分で「おうち帰る」などと言い出された日には目も当てられないと若干の不安がありましたが、自分もこのミュージカル見てみたいなと思う何かがあったので早速多摩市民館大ホールにいくことにします。

このミュージカルは、上は高校性から下は小学生までの30人ほどのCASTで成り立っていて、そのほとんどが女の子の団員のようです。子どもによるミュージカルだからといって、学校の出し物というレベルではなく脚本やプロデューサーなどの指導者には有名劇団などでミュージカルに精通している方々が並んでいることからも、かなり期待できます。

子供も始まる前までは音楽コンサートだとばっかり思っていたようで、突然開始早々幕の前に一人の女の子が登場し、内容の説明をし出し、幕が開いて歌い始めるとその迫力と今までにない躍動感にニコニコしながら身を乗り出して夢中になって見ています。そして自分に振り返りにこーっとする彼を見ていると、連れてきてよかったなと感じます。

物語は、誰もがどこかで見たり聞いたりしたことがある幸せの青い鳥でなじみ深いものになっています。貧乏な兄妹が幸せになることを夢見て、しあわせの青い鳥を探す旅に出ます。メインのキャストは小学生を配置して元気良さを表現していますが、その子たちが出会うキーとなる登場人物にはしっかりと上級生である中学生を配置していて、もはや子どもがやっているということなど忘れてしまうほどのクオリティーを提供してくれているのが驚きでした。

しかも、一部主人公の兄妹役の男の子がかむ部分もありましたが、セリフをしっかりと言えていて気になるところもなく物語に集中することができたのも、この子たちのものすごい練習の賜物だと思います。後でパンフレットを見ると兄妹役の子どもたちは本当の兄妹だそうで、息もぴったりだった理由がよく分かりました。

時間的には1時間45分程度と丁度良く、子どもも前半、後半共に途中でよく動くようになりましたが、最後まで静かに集中して物語を食い入るように見つめていたのは親として嬉しいことでした。これでミュージカルの楽しさを少しでも感じてもらうことができたと思い、そういった意味で関係者の方に感謝したいと思います。

話もすごく感動する内容であり、「幸せは身近なところに必ずある。見えづらいけど、それを見つけてみよう。」という当たり前のことなのだけど忘れていることを思い出させてくれるすばらしい内容でした。子供も終わった後、「面白かったよ、パパ」といってくれ、お金以上の価値をもらったミュージカルとなりました。次回の公演も来年あるそうなので、是非参加したいと思います。

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