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要注意! 湯たんぽが爆発する危険性

2009年11月 04日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

湯たんぽ事故

朝晩は冷える時期がやってきました。秋を通り越して冬を感じさせるような寒さに思わずコタツやホットカーペット、毛布、コートなどを取り出し、冬支度を急いだ人も多いのではないでしょうか。そんななか古くから使われている暖房器具で近年その経済性から見直しされているのが湯たんぽです。特に若い女性を中心に湯たんぽブームが広がっていることをこのブログでも紹介してきましたが、今その湯たんぽのうち電子レンジで温めるタイプや、従来からのガスコンロに加えIHヒーターでも直接加熱できるタイプで誤った使用により爆発事故が発生していることを国民生活センターが発表しました。

2004年から2009年8月末までに湯たんぽに関する危害・危険情報は218件寄せられているのですが、その件数は年々増加しているといいます。内訳としては低温やけどに関する事例が最も多く113件なのですが、近年増えているのが電子レンジで加熱するタイプでの加熱中の事故と思われるものが23件、直接コンロやIHヒーターで加熱中の事故と思われるものが11件と危険性の高い事故なのです。ではこのような事故はどのようにして起こるのでしょうか。寄せられた事例をもとに危険な使い方を紹介します。

◆電子レンジのオート機能による事故
最近の電子レンジには、オート加熱機能という時間を指定しなくても電子レンジの中身が温まったと判断するまで自動的に加熱する機能が存在します。このオート機能を利用して湯たんぽを加熱すると、規定の時間の2倍以上になっても運転が止まらずに、湯たんぽが爆発して中身の熱湯が吹き出てくる事例があります。すべてがそうなるわけではないそうなのですが、本体に絵を利用した注意書きをしたものは存在しなかったといいます。

◆IHヒーターに口金を閉めたまま設置したことによる事故
IHヒーター等で直接加熱できる湯たんぽを、間違って口金をしたまま直接加熱すると湯たんぽが爆発することがあった事例があります。爆発までしなくても、加熱した後の湯たんぽを取り出して口金をはずすと勢いよく熱湯が噴き出すこともあるといいます。

このようなタイプの湯たんぽは元々大きな圧力に耐えうるような構造になっているそうなのですが、そこにも限界はあります。国民生活センターでは実際の検証試験をふまえて危険性を通知し、次のようなアドバイスをおくっています。

1.電子レンジで加熱するタイプ
過剰加熱するようなオート加熱などは使用してはいけない

2.IHヒーター等で直接加熱できるタイプ
口金をして直接加熱した場合には危険であるので直接加熱することは控えること

我々消費者としても説明書をよく読んで、定められた使い方以外は使わないようにすることが大前提ではありますが、電子レンジのオート機能などは通常に使用する範囲内の想定動作であり、湯たんぽを温めるときには使ってはいけないというのはあまりにも無理があると思います。過度の圧力が内部にかかったときにそれを外部へと放出する仕組みなどを組み込む必要があると共に、注意書きを全面に押し出して危険性をもっと訴えるソフト面での対応も求められるのではないでしょうか。

【参考】国民生活センター http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20091104_1.html


ちっちゃくてかわいい! 多機能湯たんぽ登場っ!まめ湯たんぽ YT-2000

ゲルマニウム効果は期待できない?!

2009年6月 27日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

ゲルマニウムブレスレット

ゲルマニウムを使った商品は数多く存在し、楽天のサイトで検索しただけでも6万件以上の商品が検索されます。その商品の多くに記載されているゲルマニウムの効果として、「疲労を和らげる」「血液をさらさらにする」といったキャッチコピーが記載されているのですが、2009年6月25日に国民生活センターが衝撃的な内容を発表しました。

それは、インターネット上で販売されているゲルマニウムを使ったブレスレット12銘柄を調査した結果、7銘柄でゲルマニウムの含有量が1%未満で、一つは全く含まれていなかったそうです。「疲労を和らげる」「血液をさらさらにする」という記述も薬事法に抵触する可能性があるということで、その信憑性が問われる結果となりました。

ブレスレット自体は、1万円以上する高価なものばかりであり、ブレスレットを購入する人は何らかの悩みを抱えていて、効果を期待して購入しているにも関わらず含有率が0%というのは非常に悪質だと思います。

さらに、国民生活センター自体が様々な調査を行った結果、ゲルマニウムの人体への効果を表す科学的根拠は確認できなかったため、購入者は健康への効果を期待するべきではないとしています。これが事実であれば、これまで売られていたゲルマニウムを使った商品自体に科学的有効性が示されないまま売られていたことになります。

消費者の立場から見ると、ゲルマニウムといえば体にいいような印象を持っているひとが圧倒的に多いことから、本当に有効なのかどうかをいち早く知りたいところではないでしょうか。販売者としてもこのような不安をどのように払拭して説明するかが重要だと思います。

【参考】YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20090626-OYT8T00346.htm

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