あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ドラマ > 2018年_西郷どん


西郷どん 第41回「新しき国へ」

2018年11月 04日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

前回もの凄い抵抗にあいながらも廃藩置県が行われましたが、今回は薩摩での国父様の怒りをかう以外大きな抵抗もなく、徐々に落ち着いていったような雰囲気の中で大久保達は岩倉具視と共に欧米視察にむかうことになります。これまで大久保や木戸たち薩長出身メンバーに対して、他の出身者から敵視されてしまう事が多かった新政府のなかにあって、欧米視察団がいなくなれば完全に自分たちの独壇場となると目論んだのでしょう。

その留守政府を仕切るよう依頼されたのが西郷隆盛でした。西郷は持ち前の「和」によって、うまくまとめるだけで亡く、明治天皇の行幸を実現するなど大きな成果をあげることになります。岩倉からなにも人事や体制を動かすのではないと無茶苦茶なことを言われるのですが、1年以上も留守にするのになにもしないというのはさすがに無理があるのではないでしょうか。山縣有朋など汚職騒動もあり、足元を引っ張られる西郷ではありましたが、立派にその与えられた仕事をこなしていきます。

天皇の行幸にお供する形で鹿児島に戻った西郷は、島津久光に再会します。このふたりは本当に合わない二人ではありましたが、最後に久光は弱気になる西郷に対して「このやっせんぼが!」と斉彬を彷彿とさせる言葉をかけられ、さらにどうしようもなくなったら戻ってくれば良いと優しい言葉をかけられます。感動のシーンではありますが、これまでの二人の関係からすると、この二人の状況は若干無理があったのかなとも思ってしまいます。関係を修復するのであれば、もう少し違った表現がよかったのかなと。

さて、次回は欧米から戻ってきた大久保と西郷の関係が徐々に変化していくようです。残り数回なのでラストに向けてどのように史実に向かっていくのか楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・神奈川県横浜市
 神奈川台場跡
 JR「東神奈川」下車 徒歩15分

西郷どん 第40回「波乱の新政府」

2018年10月 28日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

今回は、西郷という人物がいたからこそ明治政府がうまくまわったんだと思えるような内容でした。少なくとも演出上ではそのように描かれていましたね。大久保や木戸など新政府の中心人物は大きな思いは同じでも、それぞれの役割がありそれを全うすることに全力を出していました。

その結果、全体最適であったり、行く末を考えたリーダーシップをはることができる人物が不在の新政府では、意見が対立することも多く、結果としてそれぞれの関係すら危うくなってしまう状況にありました。その中で西郷は大久保の意見に賛成しながらも、他のメンバーの思いをうまくくみ取りながら、全体として上手くいくように話を持って行く素晴らしいマネージメントを行います。

このようにリーダーシップがあり、周りからの人望も厚い人物が中心にならなければまとまらないんだなと実感しました。次回は岩倉使節団として大久保も含めて海外に行ってしまい、西郷が中心になるようですが、どのようなマネージメントをするのか楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・千葉県船橋市
 明治天皇駐蹕(ちゅうひつ)之処の碑
 新京成線「習志野」下車 徒歩15分

・習志野市
 習志野騎兵旅団発祥の地
 京成電鉄本線「京成大久保」下車 徒歩10分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

西郷どん 第39回「父、西郷隆盛」

2018年10月 21日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

とうとう最終章が始まります。その冒頭は時代考証を担当されていて、最近様々な歴史番組にも登場されている磯田道史さん。もの凄く自然な形で京都前市長である内貴甚三郎を演じます。その引き継ぎ役として登場したのが西田敏行さんが演じる西郷菊次郎でした。この展開はただただ驚くばかりでした。このことによって、西田さんがナレーションしていたのは、菊次郎目線だったのだなと改めて理解することができました。

この現在から時代を遡る描き方は過去様々な大河ドラマでも活用されてきましたが、この物語の最終段階において活用されるというのはなかなかなかったのではないでしょうか。そのくらい新鮮な感じでした。

中央政府のゴタゴタ感を尻目に、薩摩で穏やかな日々を暮らしつつ、戊辰戦争で命を落としてしまった武士の家を一軒一軒まわって弔うという地道な活動していた西郷は、名前を隆盛に変えます。奄美大島にいた愛加那のもとから糸を介し菊次郎を引き取り、西郷家の中で育てることになります。

初めは慣れない薩摩での暮らしではありましたが、父の姿をみて父のようになりたいと強く思うようになります。そのことが、隆盛の気持ちを再び東京に向かわせる要因となりました。自分の息子から尊敬され、そのような道に進みたいと思われる父親でありたいなと強く思う一場面でした。

■紀行■
・東京都千代田区
 皇居

・東京都新宿区
 旧岩倉具視邸(玄国寺)
 JR「高田馬場」下車 徒歩10分

・東京都港区
  旧新橋停車場跡
 JR「新橋」下車 徒歩5分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美