西郷どん 第33回「糸の誓い」
初めから寺田屋を舞台にした坂本龍馬への襲撃事件ですが、入浴中にお龍が捕らえる者たちをいち早く見つけ出したことによって、なんとか一命を取り戻します。静養とかくまうことを名目にして薩摩へと案内した吉之助は、そこで実はイギリス公使パークスを迎えるためのアドバイスを求めるという真意を伝えます。
適切なアドバイスをしつつ、龍馬は九州各地へお龍を連れて文字通り静養をすることになります。ここでお龍が龍馬に対して自分の意志でどこまでもついて行くというまっすぐな気持ちが、糸の心にも影響を及ぼすことに。これまで愛加那のことを正面から吉之助に聞くことが出来なかった糸ですが、お龍の影響を受けて初めて腹を割って話すことができたようです。このことが要因であったかどうか分かりませんが、吉之助と糸の間には子供が授かることになります。
政治の世界に目を向けてみると、吉之助のおかげでパークスの交渉も上手くいき、薩摩とイギリスの関係がいい方向に向かいそうな雰囲気でした。こうしてみると、かなりドラマとして盛っていることを差し引いても、吉之助の存在感がひときわ大きいことが分かります。そんな吉之助に次の壁として立ちはだかるのが将軍となる慶喜。この先どのように対峙していくのか楽しみにしたいと思います。
■紀行■
・鹿児島県霧島市
霧島神宮
JR「霧島神宮」からバス「霧島神宮」下車 徒歩3分
NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美
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