子どもの感情表現力を育てる方法
もうすぐ2歳になる下の子供は、最近カタコトの言葉を話すようになり、それとともに自分が思うような動きができないときに思い切り泣きじゃくるような意思表示も頻繁にするようになりました。世間では「魔の二歳児」なんて呼ばれていますが、上の子供の時にはあまりそれを感じる事がなかっただけに、今回もあまり深くは考えていなかったりします。
そんななか元小学校教師で子育てコーチングの和久田ミカさんが語っている「子どもの感情表現力を育てる方法」から、子供に対する接し方について少なからず参考になる部分があるので、紹介したいと思います。
和久田は、悔しい、寂しいなどのネガティブな感情を我慢させてしまうことが、子供の感情に蓋をしてしまう要因の一つであると指摘しています。ネガティブな感情を感じないように自己防衛し続けることによって、感情を感じることができなくなってしまうということも。
さすがにその段階にまで及んでしまうのは、極端な事例ではあると思いますが、時には感情を外に出して聞いてあげる姿勢が大切なのです。その親としてできることは「共感」
泣いていたら「くやしかったねえ」「悲しかったねえ」と声をかけてあげます。怒っているようなら「○○したかったんだね」と代弁し、 楽しそうにしていたら一緒に喜んであげる。このようにどんな感情も否定せずに受け止めることによって、子供は感情をあらわにし、そうしてもいいんだと学習するようになります。否定をしない、ということがポイントなのです。
少しずつ成長するに従って、一度受け止めてあげてから一緒にどうしようかと考えてあげられたら、子供が自発的に考える練習にもなるのです。
感情を上手く表現する能力は、学校での国語力のみならず、やがてコミュニケーション能力という人との関わり合いの中で必要不可欠な能力を醸成することにもつながります。それをしっかりと養ってあげることも親としての役割の一つととらえ、意識したいと思います。
【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20130804_203967.html
子どもが育つ魔法の言葉 for Mother and Father (PHP文庫) (2006/06/03) D.L.ノルト |
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