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アドリブに強い子供に育てる方法

2010年3月 02日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

現代において、勉強ができて受験戦争を勝ち抜いたとしてもその人が成功するとは限りません。社会に出ると想定していないような出来事が数多くやってきて、臨機応変にそういった状況を打破して行かなくてはなりません。そんなときのためにアドリブ力が求められます。アドリブ力によって、人生を生きる上での大切な以下のような力を養うことができます。

・様々な緊急トラブルからの回避力
・初対面の人との会話力
・ギャグが滑ったときの対応力
・隠し事がバレたときの言い訳力

後半はあまり嬉しくない力ではありますが、このような力は大人になってからいきなり身につく訳ではなく、子供の頃から鍛えておく必要があるといいます。将来臨機応変に自分で考え解決していって欲しいと願うのであれば、子育てのタイミング
から意識しておくといいと「アットホーム☆ダディ」の主宰者である遠藤雅大さんは言います。そのようなアドリブに強い子に育てる遊びとして挙げられるのが「インプロ」というもの。これはImprovisation(即興)という意味の言葉を略したものですが、型にとらわれず自由に思うままに作り上げていく動きや演奏のことを意味しているといいます。

このインプロを利用して子供と一緒に想像力を働かせながら直感的に浮かんだ考えをつなげていくのです。元々制約事項というのが苦手な子供はこれを当然のようにやっているのですが、残念ながら大人がそれにブレーキをかけてしまっているのです。台本や打ち合わせが全くない状態でも自由に遊ぶことができるのが子どもならではの能力なので、あえてルールを取っ払った環境で遊びや会話をすることによって、無限の可能性を引き出す直感力を鍛えることに繋がると遠藤さんは語っています。

そこで、この「インプロ」を取り入れた遊びについて見ていきましょう。難しく考えることはなく、実際には起こりえない仮の話をしたり突発的な出来事の中で直感力を鍛えながら遊びます。以下に親子3人でのインプロの例を紹介します。

 パパ : ある日、
 ママ : 公園で遊んでいたら、
 子供 : 雪が降ってきました。
 パパ : 雪だるまを作ると、
 ママ : 雪だるまが、
 子供 : 話しかけてきました。
 パパ : 雪だるまが、
 ママ : 歩きたいというので、
 子供 : 足を作ってあげました。
 パパ : すると……(続く)

もしかしたら両親の方が詰まってしまうかもしれません。子供の方が無限の創造力を使って自分たちが考えもしなかったようなアイデアを出してくると思います。そんなときでも負けずに子供について行けるようになれば、子供だけでなく自分たちもアドリブ力を養うことができるのでまさに一石二鳥といえます。このような遊びを寝る前の5分でも構わないので続けていくといいと遠藤さんは語ります。

残念ながら、我が子はまだこういった言葉のキャッチボールが十分出来ませんが、答えを言ったり型にはめた言葉ではなく、色々と考えてもらうような質問や会話をしたいと考えています。そして将来は自分たちの緊急トラブルも救ってくれるといいのですが。

【参考】All About 男の子育て
http://allabout.co.jp/children/papaikuji/closeup/CU20090122A/

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(2005/04/14)
池上 奈生美秋山 桃里

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ストレートに思いを伝える「ママのたからもの」

2010年2月 21日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

今月のおかあさんといっしょに登場している曲は、まさに子供に対してストレートに思いを伝えています。その曲の名前は「ママのたからもの」という題名なのですが、聞いていると子供に伝えたい今の気持ちを本当によく表現できているすばらしい曲であることがわかります。

いたずらで泣き虫でわがままな子供なんだけど、それでも大好きだよと語りかけています。以下に歌詞を引用してみます。

「ママのたからもの」
作詞:横山一真 作曲:赤坂東児

ゆうちゃん いたずら だいすき
いつも ウエンウエン なきむし
あれいや これいや それいや
もうあるけない!

だけど やんちゃな あまえんぼう
ゆうちゃん ゆうちゃん
いつでも キュッと だきしめたい

ママはだいすき ニコニコえがお
ママとあそぼう なにしてあそぶ? ゆうちゃん
ゆうちゃんは そう ママのたからもの

ママは あさから いそがしい
いつも イライラ ガミガミ
またね こんどね ダメダメ
かたづけなさい!

だけど きみは マイペース
ゆうちゃん ゆうちゃん
ちっとも ほーら へこたれない

ママはだいすき スヤスヤねがお
ママにおしえて どんなゆめみる? ゆうちゃん
ゆうちゃんは そう ママのたからもの

この子供の名前の部分は1週間でローテーションします。
月曜日:ゆうちゃん
火曜日:はるちゃん
水曜日:こうちゃん
木曜日:けんちゃん
金曜日:ともちゃん
土曜日:おうちゃん

ガミガミと言ってしまうこともあったり厳しく言ってしまうこともあるけど、マイペースでへこたれない子供。まさに我が子のようです。きっと多くのお母さんがこの歌を聴いて正直に感動したのではないでしょうか。少し気になるのは、ママだと言っている三谷たくみさんがあまりにも若く見え、なんだか違和感があること。たくみお姉さんが例の声で「ママだよ」といっても、「本当?」と感じてしまうのは自分だけではないはずです。だいすけお兄さんはすごく合っているような気がするだけに、余計目立ってしまいます。

久しぶりにすばらしい名曲に出会ったような気がします。ちなみに、ママのたからものだけではなく、「パパのたからもの」であることもお忘れなく・・・

NHKおかあさんといっしょ 最新ベスト ぼくらのうた NHKおかあさんといっしょ 最新ベスト ぼくらのうた
(2009/10/21)
TVサントラ横山だいすけ

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子供に整理整頓を身につけさせるには

2010年2月 21日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

今日も朝から子供は色々なおもちゃで遊び、遊んだ後はそのまま放置しています。段々部屋の中がおもちゃや本で散らかっていき、奥さんの機嫌も徐々に悪くなるばかり。子供だけではなく大人でも「整理」が苦手な人が多いというのに、子供に対して嫌々ではなく楽しみながら整理整頓をさせたいものです。

例えば、部屋の模様替えをしながら整理する場所を決めたり、子供に「がんばり表」を作ってあげてきちんとできたら花丸をあげたり、片付けやすいように場所を低い位置にしてあげたりする人もいます。自分の場合は、木のレールで電車遊びをした後は、子供と一緒に「ないなーい」といいながら片付けをしています。箱に投げ込むのが楽しいようで、遊びながら整理しています。でもこんな風にすべてのおもちゃを整理させることはなかなかできません。

そこで、「『捨てる!』技術」で有名な消費行動研究家の辰巳渚さんのアドバイスをもとに子供に整理整頓を身につけさせるコツについてまとめてみたいと思います。この中でひとつでも実践できるものがあればいいですね。

1.手本を示す
一方的に押しつけたりガミガミと言うだけでは、子供は泣いてばかりで実行しないでしょう。親が一緒に片付けながらどこにしまったらいいのかを具体的に教えてあげます。

2.ルールを決める
おもちゃなどはどんどん増えていきます。定期的に不要なものを相談して捨て、「おもちゃはこの箱1個分」等のルールを決めましょう。

3.しまう場所はシンプルに
棚を開けてその中の引き出しにしまったり、奥にある箱に入れるために手前の箱を取り出す、等という動作は子供にとっては複雑すぎて苦手です。左手で開け右手で入れられる場所が理想です。

4.根気よく教える
なかなかうまくいかなくても辛抱強く教え続けます。困っている様子であれば「絵本はこの棚に入れるんだよね」とか「最初にこのぬいぐるみを個々にしまったらどうかな?」というふうに優しくアドバイスしてあげます。

誰だって始めはうまくいく訳がありません。一番大切なのは、きちんと自分で整理整頓ができたときに褒めてあげること。そして片付けた後は思いきり好きなことをやらせてあげれば、次回から片付けを少しずつするようになるのです。早速これを子供と一緒にやってみたいと思います。

【参考】日本経済新聞 2010/02/19

親子で片づけが上手になる!―整理のコツを覚えれば頭もよくなる 親子で片づけが上手になる!―整理のコツを覚えれば頭もよくなる
(2008/07/04)
辰巳 渚

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