あしたまにあーな

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おんな城主直虎 第12回「おんな城主直虎」

2017年3月 26日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

ドラマのタイトルと同じとなった今回、物語の始まりは直親が今川勢に襲われて亡くなるところから始まります。今川家が桶狭間の戦い以降歴史上では滅亡したと思ってきたのですが、このように今川氏真の代になってまだ力を維持しようと躍起になっていたという事実に驚かされるとともに、完全にその大きな流れに翻弄されている井伊家の人々を見るとなんだか胸が苦しくなってしまいます。

そして、そんな今川の参謀役のような形になっていた政次が、危機を迎えた井伊に戻ってきます。次郎法師と久しぶりに再会した政次は、以前のような親しみやすい雰囲気ではなく冷酷な表情を浮かべる人間になってしまっていました。これが父親の言うところの「私と同じ人生を歩むことになる」というものだったのでしょうか。

後見役になるためにやって来た政次に待ったをかけた次郎。名前を直虎と名乗って自分が井伊の当主になると宣言します。これまでの常識からは完全に外れているだけに、今後これに反発する人が続出することだと思います。その中でも南渓和尚がいっていたように逆境に立ち向かえる力をもっているということなので、そういった困難をどのように乗り越えていくのか楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県掛川市
 - 掛川古城

龍馬伝 第45回「龍馬の休日」

2010年11月 07日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

題名だけを聞くとまるで「ローマの休日」のように聞こえてきます。おそらくスタッフが完全に狙っていたもので、オードリー役はお龍ということなんでしょうね。内容的には残念ながらローマの休日とは関係がありません。

龍馬を取り巻く激動の動きの中で、今回はふと力を抜いた内容となりました。これまで夫婦といえども完全に放置状態になっていたお龍のもとに帰ってきた龍馬ですが、そのお龍は子供たちを相手にピストルの腕前を披露しています。密かにポイントだったのは、おばちゃんという言葉に反応し、「おばちゃんじゃない、お龍だ」と訂正するのを忘れませんでした。本当にこう言ったのかどうか分かりませんが、少なくともこの時の子供は完全に怯えていました。

もう一つ、今でもありそうな場面だったのは、龍馬の朝帰りでしょう。久しぶりに帰ってきた龍馬と夫婦水入らずで過ごしたいと思うお龍は、次々とやってくる龍馬と過ごしたい人の圧力に負けてしまい、飲みに行ってきなさいと承諾します。飲みに行った先でベロンベロンになってしまった龍馬は次の朝、隣に見知らぬ女性が眠っているのに焦ってダッシュで逃げるように帰り、寝ずに起きていたお龍に謝り倒します。

ここからは完全にお龍の独壇場でした。平手でひっぱたいた後に1曲歌うように要求します。ところがとっさに歌う曲が出てこずに、慌てる龍馬。なんだか微笑ましくなると同時に、歌う曲がなければ自分の曲でも歌えばよかったのに、なんて考えてしまいます。

そんな彼らも永久の別れになってしまうので、今回は1回分を割いて十分な時間を取って二人のひとときをしっかりとおさえておきたかったのでしょう。しかし、何らかのメッセージがそこからあまり見えてこないので、「あぁ、夫婦水入らずだな」と感じるに留まってしまっているように感じました。

時代はこの時でもどんどん進み、長州と薩摩はすでに大政奉還ではなく武力で幕府を潰す方法を選ぼうとしていました。もはや龍馬が何を言っても話を聞く状況ではありません。その状況を見れば、弥太郎が考えるように戦争が起きると予想するのはごもっともでしょう。

その弥太郎は、土佐商会を辞めさせられ自分で自由に商売をするように決意します。弥太郎は商売に身分や品など関係ない、稼ぐことができる人が勝ち、そうでない人は負けるという、今では当たり前のことを述べるのです。多分この時代においてはこんな考え方はないでしょうが、きっとこういった様々な壁を乗り越えて三菱が成功する礎がこうやってできたんだなと実感します。

さて、次回はとうとう龍馬が容堂と会って土佐を大きく方向転換させようとします。この勝負がどう出るか、あと2ヶ月をどのように描いていくのかタノシミしたいと思います。

◆龍馬伝紀行◆
お龍ゆかりの地
神奈川県横須賀市
 - お龍の胸像
 - お龍のお墓(信楽寺)

 

 

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龍馬伝 第42回「いろは丸事件」

2010年10月 17日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

前回、弥太郎の努力の上に借用を許されたいろは丸が今回の話題のすべてになります。意気揚々と出航したいろは丸は、放送約5分後に紀州藩の明光丸から衝突され、大混乱に陥ります。このときまるでタイタニックを思い出した人も多いのではないでしょうか。船外からの浸水が激しさを増し、すごい状況になっていくんだろうと思っていたら、次の場面はなぜか龍馬がどこかの海岸で海をにらみつけている場面。

あれ?

この龍馬が居る場所はどこ?あの衝突事故の後はどうなったの?誰がやったの?謎ばかりが深まるのですが、その後少しずつ状況が分かっていくのですが、もう少しだけひとつひとつの場面を細かく見てみたかったように思います。

いろは丸事件についてよく分からなかった自分としては、龍馬がいうようにこの事件は単なる衝突事故ではなく、土佐藩と幕府の戦いだというくらい重要なポイントとなるものだと思っています。ということは、衝突事故がどのような意味を持っていて困難を打ち破ろうとしているのかを視聴者に示す必要があるんじゃないでしょうか。

第1回の談判では、完全に水掛け論になっていて、第三者的にこの事故を見てくれる人はいません。紀州藩も資料の改ざんなどやりたい放題で最後は奉行所に裁定をお願いすると言い出す始末。徳川御三家なので、そうなったら海援隊に勝ち目はないでしょう。

しかし龍馬や弥太郎にとっても、この戦は負けたら後藤象二郎によって切腹が命じられていることから負ける訳にはいきません。国際法規のなかで当たり前の世界でもここは鎖国中の日本。不確定要素が高い中で負けたら龍馬の名前は後世に残ったどうかは怪しいでしょう。そんなギリギリの戦いだったのです。

そんな重要性を自分で奮い立たせながら、次々とやってくる困難を見ていました。特に長崎に風説の流布を行なった後の第2回談判では、とうとう紀州藩の勘定奉行が登場します。中尾彬が出てきた段階で、なんとなく悪代官のイメージがあり、さらにこの議論は困難を極めるだろうなと思っていたら、後藤象二郎がイギリスの提督を呼んだ時点ですでに紀州藩もだまり思いの外さくっと紀州藩は全額を支払うことを認めます。

ちょっとこの展開がまた早すぎるような気がしてなりません。事実をあれほど認めていなかった紀州藩が、イギリスの提督が現れた途端にすべてを認めたんでしょうか。よくわかりません。時間が短い中で終盤の大切な1話をさいているので、内容を詰め込むのも大変だと思いますが、視聴者にはてなマークが残るような展開はつらいところです。

一応功労者として弥太郎が倍近い賠償金をGETできたのですが、龍馬たちからはやっぱりいじられキャラになっていて、香川さんもそんな弥太郎像を確立して楽しんでいるみたいです。自分たちもどうやっていじられるのか楽しみなので丁度いいですね。龍馬伝が始まる前に坂の上の雲の予告で正岡子規の最後の方のシリアスな場面を演じている香川さんをみているだけにそのギャップがなんだか不思議です。

龍馬の最期まであと半年。次回は船中八策です。どうなっていくのか楽しみですね。

◆龍馬伝紀行◆
海援隊ゆかりの地
広島県福山市鞆の浦
 - 龍馬宿泊所跡
 - いろは丸事件談判跡
 - いろは丸展示館

 

 

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