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東京メトロから水飲み場が消える日

2017年7月 23日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

足のペダルを踏むと冷たい水が出てくる冷水機。

誰しもお世話になったことがあるこの機械ですが、東京メトロではすでに全廃しているそうです。この歴史は結構古く1966年には17駅に全部で20台設置されていたといいます。

その当時、「暑さに向かうおりから利用客になかなかの好評を博している」とされたこの機械も2014年にはその役目を静かに終えていたのです。

その中で、わずかに残っていた蛇口タイプの水飲み場。これも2017年7月現在10箇所にまで減少していますが、これも2018年5月までに全廃することに。

駅には水飲み場の形跡がある場所も数多く見ることができますが、そのほとんどは使用禁止という札があったり、なにかで覆われていたりして使うことができないようになっています。

確かに、近年ここで水を飲もうとする人は少なくなったのかもしれません。水が飲みたいと思えば、自動販売機でミネラルウォーターを購入して飲みますし、探そうにもどこにあるか分かりません。

こうして時代の流れによって、静かに役目を終えていく水飲み場にありがとうと言いたいと思います。

ちなみに、薬を飲むとき等で不便だと思ったら、駅事務所で話すと服用のための水を提供してくれるそうなので、緊急の際はご利用してみるといいと思います。

【参考】gooニュース https://goo.gl/8V6PgC

東京メトロの定期券がVISAで決済可能に

2011年9月 01日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

今日、通勤途中にふと東京メトロの車内広告を見てみると、VISAのマークが書かれているのを発見しました。東京メトロとVISAという組み合わせが意外だったので、よく見てみると東京メトロの定期券をVISAで決済することができるようになったとのこと。

確かに今までは、東京メトロが発行するTo Me CARDというクレジットカードでのみ定期券を購入することができたのですが、2011年8月6日よりVISA、MasterCard、JCBの3ブランドで定期券を購入することができるようになったのです。

なるべく自社カードがいいのだけど・・・

一般にクレジットカードの加盟店は、クレジットカードでの買い物があるとその分の手数料をクレジットカード会社に支払わなければなりません。なので自分がクレジットカード会社になってしまえばその分の手数料を最小限に抑えることができるのです。定期券という1回あたりの金額が高い鉄道会社は余計な支出を減らすために自社のクレジットカードを利用してほしいのです。

東京メトロは今までこういった背景から、自社が発行する「To Me CARD」のみに定期券の支払い方法を制限していたものと見られます。しかし、さすがにほとんどの人は持っていないので不満がたくさん来たのでしょう。その波に流されるように、VISA、MasterCard、JCBの3ブランドを解放しそのブランドが付いているすべてのカードを受け入れることにしたのだと思います。

おそらく、東京メトロとしてはなるべくTo Me CARDを使ってほしいので、8月6日からVISA、MasterCard、JCBの3ブランドで定期券を購入することができるようになったことをあまり大きく宣言したくないのでしょう。露出度は比較的低いような気がします。

利用者の観点では

では、利用者の観点から見るとどうでしょう。To Me CARDは主に東京メトロに乗った時と、定期券を購入したときにメトロポイントが付きます。1回2円分で土日は6円分です。チリツモで増えるでしょうが、これはあくまで定期券以外の区間に乗車した場合。定期券区間はポイントがつきません。クレジットカード会社のポイントも別に付くのですが、それはVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードも一緒です。

つまり、定期券区間以外に東京メトロに乗る機会がほとんどないという人は、To Me CARDのメリットを十分に得ることができないことになります。定期券の購入の際は、1年間に20万円買うとすると1000円分のメトロポイントがクレジットカード会社のポイントとは別にもらえますが、これと自分が使っているVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードで利用したときの通常でもらえるポイント以外に付与されるポイントとの比較になりそうです。

何が一番お得なのか

VISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードでは、多く利用することによってボーナスポイントが付いたり、ポイント還元率が上がったりします。20万円分の購入によって、それが1000円を超えるのであれば自分が持っているVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードを利用すべきでしょう。

自分の場合には、To Me CARDで支払った方がトータルではお得であることがわかりました。また、クレジットカード会社によっては定期券の購入にポイントが付かないケースもあるので、ポイントの有無を確認することをお勧めします。

必要な情報はすべて入手した上で、何が一番お得なのか計算してみるといいと思います。

【参考】東京メトロ http://www.tokyometro.jp/news/2011/index.html

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コスモスの影にはいつも誰かが隠れている

2010年6月 23日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

はじめて藤原新也という方の文章に出会ったのは、東京メトロ構内で配布しているフリーマガジン「メトロミニッツ」の最後のコラムでした。情報が無限に広がる中彼の文章を読んでいると、その時間だけ自分の時間に没頭することができる、そんな不思議な魅力がある内容ばかりでした。

彼のコラム「撮りながら話そう」は、始めに文章に関連する1枚の写真と、その後に続くコラムから成り立っています。コラムの内容は一言で言うと「日常に潜むほんの小さな心の葛藤を切り取った物語」であると言えるでしょう。

そこに登場する人々は、誰にでもあるような日常の生活の中の出会いや別れ、そして死を意識した思いをするのですが、それが藤原新也という人物を通じると、すごく感動的で心の奥底にまで届くような圧倒的なものとなって心を揺さぶるのです。

その「撮りながら話そう」から藤原さんなりに選んで加筆追加したものが、「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」になります。

この本のあとがきで、藤原さんは次のような言葉で本を締めくくっています。

「人間の一生はたくさんの哀しみや苦しみに彩られながらも、その哀しみや苦しみの彩りによってさえ人間は救われ癒されるのだという、私の生きることへの想いや信念がおのずと滲み出ているように思う。」

この言葉は、すべての内容に共通しているように思えます。生きることへの想いは、決して楽しいことばかりではありません。つらいことや苦しいこと、本当にこの生き方は正しかったのだろうと思い悩む姿を通じて、考えさせられることも多くあります。

でも、本書を読んで苦しくなるのではなく、心揺さぶられる気持ちになるのは、人間が持っている根源的な心理がそこにはあるからなのかもしれません。読み終わった後には、心がなぜか温まってくるのです。

非常に読みやすい短編となっているので、すっと読むことができると思います。願わくは、「撮りながら話そう」のなかで「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」に載せることができなかったものを続編として期待したいと思います。

あなたも、静かな感動と心の中に広がる生きることへの想いを感じてみませんか?

コスモスの影にはいつも誰かが隠れている コスモスの影にはいつも誰かが隠れている
(2009/08/28)
藤原 新也

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