2008年11月 23日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
26 Comments →
物語はクライマックスに向けて、どんどんすごい勢いで突き進んでいきます。官軍との戦にならないようにとギリギリまで何とかしようと考える天璋院や静寛院は、それぞれおゆかりのある人たちに向けて嘆願書を出します。
天璋院の嘆願書は都ではほとんど引き継いでもらうことができませんでしたが、それでも久しぶりに登場した幾島の力により、小松帯刀の目に触れることになり、最終的には西郷吉之助にその気持ちを伝えることができました。
その一方で、静寛院の嘆願書はほとんど取り上げてもらえなかったようですが、その行方はどこに行ってしまったんでしょう。すごく気になります。そもそも誰宛に書いたものなのかどうかも少し怪しい気がするのですが、きっと言い方向に向かってくれたものだと信じたいものです。
一方江戸攻めの参謀となった西郷は、すでに大久保や小松の近い存在では少しずつなくなっていってしまったようですね。歴史的には理解していたのですが、もっともっと険しい顔をしながら攻めていったのかと思っいたので、少し拍子抜けしちゃいました。それでも、西郷と幾島の話の中で西郷がそこまで江戸攻めを強行した理由が少しだけ分かったような気がします。
大久保や小松たちと「新しい日本を造るために」という気持ちは根本的に変わらないのです。おそらく西郷は器用な人物ではなかったのでしょう。例え自分の命が果ててしまっても、徳川を完全につぶすことによって新しい時代を作ると強く思っていたのでしょう。その後のことは器用な人々に任せるという、一本気な人物だったのかもしれません。
この物語には一本気な人物、昔菊本が言っていた「女の道は一本道」という言葉に代表される、信じた道をひたすらに突き進む人たちが実に多いことを改めて感じさせられます。前回は、寺田屋で暗殺された坂本龍馬、そして有馬など。
とうとう、次回は江戸攻めが始まります。西郷と幕府側の陸軍総裁(こんな役職あったんですね。ちなみに海軍には榎本武揚でしたね)に就任した勝との運命の会談が行われる「その時」まであと少しです。

■送料無料■吉俣良 CD【NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック「篤姫」2】08/10/29発売
2008年11月 16日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
28 Comments →
とうとう、薩長軍と徳川家の戦いがはじまりました。俗に言う「鳥羽・伏見の戦い」ですが、この戦いはわずか4日で勝負を決してしまうほどその勢いの差は歴然としたものだったそうです。始め、薩長軍が5000、徳川軍が15000という数字を聞いて、そのあまりにも少ない軍勢に驚きを感じました。関ヶ原の戦いで徳川家康が率いた東軍の数は、7万以上であったことからも、その軍勢の数がいかに少ないかが分かります。
しかし、薩長は外国から仕入れた鉄砲や大砲といった遠隔攻撃手法を確立していたため、関ヶ原当時の戦いとは異なる、近代戦争の始まりといえるかもしれませんね。
いつの間にか、薩長軍の長として西郷吉之助が仕切っているように見えます。いつからなのかよくわからないうちに一番偉い人になってしまったように感じますが、もう少しその課程を描いてあげてもよかったのかなと感じます。
一方鳥羽・伏見の戦い以降、その薩長軍を迎え撃つのは江戸にいる勝海舟、そして天璋院でした。徳川慶喜が勝に言われて渋々会った天璋院は、慶喜に対して最後は家族だからと言って尽力することを誓うのです。本当にここまで権力があったのかどうかは分かりませんが、少なくともここ一番の役割を果たしましたね。
これから展開されるであろう、江戸決戦に向けて勝はどのようにそれを迎え撃つのでしょうか。そして天璋院はどのように大奥をとりまとめていくのでしょうか。段々と焦点が絞られてきて、ますます見逃せなくなってきました。

■送料無料■吉俣良 CD【NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック「篤姫」2】08/10/29発売
2008年10月 19日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
34 Comments →
はじめのうち、今日のメインは小松帯刀の懺悔だとばっかり思っていました。京に残したお琴のことを、お近さんに告白するのでした。当然のことながらお近さんは激怒し、しばらく口をきこうとしません。この当時でさえ、女性は強かったんだなぁと改めて感じます。
そんなお近さんに説得したのは、お龍さんの「惚れた相手が生きてさえいてくれれば」というひと言でしたね。惚れられるよりも、惚れる方が幸せというお龍さんの言葉は、現代にも通じるのかも知れません。
ようやく、お近さんと小松帯刀との微笑ましいやりとりが終わったと思ったら、もっと大きな事件が待ちかまえていたのでした。それが家茂の病死です。
まさに幕府と長州との戦が本格的に始まっている最中の出来事でした。天璋院や和宮の必死の願いにも関わらず、わずか21年という年齢で亡くなってしまったのでした。これから色々と幕府を立て直すために考えていたこともあったんだと思いますが、本人も言っていたように何もすることができないうちに亡くなってしまった形となりました。
とある歴史家は、この家茂をもって徳川家は終わってしまったと語る人もいるほど、この家茂の政略は優れていたそうです。
時代は、ここから逃れようのない大きな波に飲込まれていくことになるのですね。後の将軍となる慶喜と、薩摩の大久保さんとのやりとりが、今後の薩摩の立ち位置を物語っています。
天璋院が案じていた薩摩から刃を向けられることになるのも時間の問題と言うことになりそうです。そうなったとき、天璋院はどのように考え、そしてどう行動するのでしょうか。楽しみです。
ところで、先日家定のお墓が公開されたそうで、抽選で当たった数十組の人が閲覧することができたそうです。その家定のお墓の横には天璋院のお墓が寄り添うようにあり、仲むつまじく一緒にいて、その上には二人が好きなビワの実がなっているそうです。なんかこういう話を聞くと、ホットします。
※最後の部分、一部間違いがありました。ご指摘いただいた方、ありがとうございました。

■送料無料■吉俣良 CD【NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック「篤姫」2】08/10/29発売
2008年7月 13日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
25 Comments →
井伊直弼が大老に就いて、将軍を慶福と決定し、次々と今まで慶喜を推していた人々に対して厳罰に処していきます。そのことがいずれ彼の身を滅ぼすことになるとはこのとき思いもしなかったんでしょうね。
人に対しては常に誠実であるように振る舞うことがいずれ自分の身を助けることになることになることが分かっていないことが、斉彬のような名君と呼ばれるかどうかの境界線なんですよね。
その井伊の政治に対しては、かなりさっくりと描かれていますが、いずれ日本にとって大問題となる日米修好通商条約を結ぶことになるのです。しかも今年はその条約締結から150年という記念すべき年なんですよね。彦根藩出身と言うことで「ひこにゃん」も喜んでいるのかもしれませんね。
そして、今回のメインは二人の死でしょう。まずは、斉彬。西洋式軍隊という革新的な活動を行っていて、確実に彼が長生きしていたら違った日本が待っていたと思います。歴史にもしもはありませんが、すごく貴重な人を亡くしたなぁと改めて感じます。
その悲しみを篤姫が感じていたその時に、家定の死も訪れます。このあまりにも重なった演出はなんなんだろうということで、実際はどのくらいのタイムラグがあったんだろうと調べてみると、
家定:1858年8月14日(旧暦7月6日)
斉彬:1858年8月24日(旧暦7月16日)
ということで1週間くらいしか離れていなかったんですね。それにして今回のキーポイントであるだけにこの二人の最期は分けてもよかったかなと思います。(Wikipedia調べ)
斉彬の死による悲しみの場面はそんなに描かれることなく、なんか中途半端で終わってしまったような気がするんですよね。そんななかでも、斉彬からの手紙が中盤戦最大の涙を誘うポイントだったんじゃないでしょうか。最期まで日本のことを深く洞察していた斉彬をうかがい知ることができます。
「この先、薩摩とお主は敵味方になるかもしれない。そんなときでもおのれの信じる道を行け」
その信念に従って、篤姫は天璋院としてどのように名を残すしていくんんでしょうか。楽しみです。

■送料無料■TVドラマ サウンドトラック CD【篤姫】 08/2/20発売
2008年6月 29日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
30 Comments →
今回は山あり谷ありの激動の回になりましたね。
まず谷としては、一橋を推す斉彬一派は篤姫に直接指示をだして、早急に慶喜を次期将軍に推すように言うのですが、篤姫はなかなか身動きを取ることができません。大奥の人々は本寿院を中心に、慶福を推す人々で溢れており、さらに井伊直弼もそれを強く指示している状況下にありました。
さらに、それに業を煮やした斉彬は慶喜を次期将軍にという建白書を提示することになり、これで斉彬とその娘である篤姫は、慶喜派であることがバレバレになってしまったため、余計篤姫は追い詰められることになります。
追い詰められた篤姫は、家定に直談判しますが逆に、「そちだけは信じられる人だと思っていたのに」とかなり厳しいひと言を言われてしまいます。これはきっついですね。ようやくお互いを信じ合える仲になれたと思っていた篤姫も相当傷ついたでしょう。
でも、谷があれば山もやってきます。
一橋を推す動きが相当厳しくなってきた頃、篤姫は自分の気持ちに反して慶喜を推してしまった自分を省み、自分の気持ちに正直になると家定に誓います。同時にそれは、斉彬に背くことにはならないという自分なりの結論を出し、どちらも推さないという答えを導きます。
どちらにもつかないということは、どちらからも敵として扱われてしまう危険性もあると思いますが、それでも自分の気持ちを通すというあえて厳しい選択をしたのでした。その結果、家定からも「御台所らしい」と仲直りをすることができるようになったのです。
生まれ変わっても、自分でいたい。そうでなければ、あなたに会うことができなかったから。そんな心から慕える人と出会えた篤姫の幸せぶりで、心温まる最後でしたね。
この先、激動の世界が待っているとは思いますが、開国の件というこの時代に生まれることができてよかった、そうでなければ異国の人に接する機会がなかったから、というようなポジティブな考え方を自分も見習っていきたいと思います。