2010年8月 09日
By: ぺんぺん
Category: 2010年_龍馬伝
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今回の題名をみて、早くも修羅場が龍馬にやってきたのかと思ったのですが、結果的にはさくっとかわして大事にならずに済んだのでした。おそらくこれからもっともっと狙われることが多くなっていくと思いますが、裏を返せば社会的に見て龍馬という存在が大きな影響を及ぼしていることを示しているのでしょう。
物語は前回の続きで薩長が同盟を組む場所となるはずだった下関を西郷がスルーしてしまったことから始まります。当然長州のみなさんは激怒。自分たちが裏切られたと思ってしまいます。それをなんとか修復しようとして殺伐とした京の都へ向かう龍馬たち。
この時に多くの人が裏切られたと思ってしまい対決姿勢になってしまうところを、龍馬は粘り強く交渉することを選んだのですが、きっと彼の中には西郷が考えていた理由が分かっていたのだと思います。事実、中岡に対して後に京で「西郷さんは、きっと何か理由があったに違いない」と話をしています。
このように、交渉毎はつねに相手を信じてあげる必要はあり、それでこそ相手も自分を信じてくれるようになることが分かります。いま龍馬がやろうとしていることは、何の証明もなく単なる口約束を伝授しているに過ぎません。それでも、周囲のキーパーソンたちは、その激動の時代にあって口約束だけを信じて、大きな決定をしていくのですから、龍馬という脱藩浪士という身分を持たない人がいかに魅力的な交渉人であったかをうかがい知ることができます。
そんな龍馬を狙った人物は近藤勇でした。前の晩に散々けしかけていただけに、このままでは終わらないだろうなとは思っていましたが、その通りで次の日に寝ている龍馬に斬りかかります。眠っていてもその反射神経はさすがのもの。隣にいたのが千葉道場からやってきていた重太郎というのも幸いし、近藤勇は去っていきます。
今回のポイントはそんな狙われた場面というよりも、京の薩摩藩邸にて西郷から、長州と仲直りするために武器と軍艦の手土産をもって同盟をする密約をGETしたところでしょう。手土産という軽い気分と軍艦や武器という重い内容のミスマッチがなんとも面白い場面です。これで、着実に長州と薩摩が後戻りができない歴史の流れに飲まれていくことになるのです。
そして最後にどうしても言及しておかなければならないのが弥太郎でしょう。今回もわずか数分の出来事でしたが、前回後藤象二郎から言われたクスノキの数を計算中だったのですが、サルとのにらめっこは新しい相手でした。龍馬もいないので弥太郎の相手はサルになってしまったようです。それにしても喜勢さんの心の中での計算はすごいですね。きと弥太郎を押し上げたのも彼女あってのことだったのでしょう。
次回は、亀山社中の大仕事の場面。どのように薩長同盟を成功に導くのか楽しみにしたいと思います。
◆龍馬伝紀行◆
高知県室戸市
- 中岡慎太郎像
高知県北川村
- 中岡慎太郎生家
- 松林寺跡
- 向学の道
- 中岡慎太郎顕彰碑
2008年11月 30日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
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今回からクライマックスに向けて幕引きが始まりましたね。今回の見どころは、西郷の心の移り変わりと、天璋院による江戸城明け渡しまでの心の移り変わりです。
教科書や様々な書籍によると、西郷と勝海舟の会談によって江戸城の無血開城が決まったといって、比較的勝の調整能力が素晴らしかったためという雰囲気で語られているような気がするのですが、今回篤姫で登場する西郷や勝は少し要すが違います。それはその心の浦に天璋院がいたことですね。これがもし本当であれば、江戸城無血開城を実現し、さらに江戸の街を焼け野原にせずに、人々の生活をも守ったのは天璋院と言うことになります。これは本当にすごいことですよね。この時代に、内紛をしていたら諸外国から攻め滅ぼされる可能性もあったし、それがないとしても江戸の文化はなくなっていたことでしょう。今日の東京があるのも天璋院のおかげといっても過言ではないでしょう。
西郷は、斉彬から天璋院へあてた手紙を読み、改めて尊敬する斉彬が思い描く新しい日本の形成を受け継ぐ身として軌道を修正することに成功します。それに対して大久保がぼそっとつぶやいた、「徳川をつぶしておけば良かったのに」という言葉が今後の流れに影を落とすことになるのでしょう。それはまた後に時代の話。
無血開城によって、大奥の人々は江戸城から立ち退く必要が出てきました。この選択が本当に良かったのか、天璋院は悩みに悩みます。滝山など部下の人々も混乱しつつありました。そんななか、心に迷いがあった天璋院は家定の墓前に自分の判断は正しかったのか相談を持ちかけます。すると、出てきました。家定様が。ある意味想定通りの登場に冷め始めていたところに、家定様がいいことを言います。「徳川の心を残したい。それぞれの人たちがいるところ、そこにそれぞれ徳川の心が残り続けるのだ。」と。さらに、「ひたむきに生きよ、いつも見ているから」と残して去っていくのでした。
これによって天璋院の心は決まります。その後大奥の人々を呼び集め、江戸城の開城を伝えます。この場面での宮崎あおいは、大きな声を出し過ぎて、少し枯れてしまったようですね。もう少し落ち着いた声で話す方が雰囲気を出すことができたのかもしれません。
そして、大奥につとめる者は皆、徳川家の家族であり、大奥を出た後の世話も自分が責任を持つと自ら仰り、きょどっていた本寿院も自分の居場所を確保できたことで落ち着きを取り戻します。最後の一人までとは本当に大変なことだと思うのですが、その真剣な気持ちがあったからこそ、その後の流れがスムーズに進んだのでしょう。天璋院がいたからこそですね。何かのピースがなくても、このようにうまくはいかなかったのでしょう。
さて、あと2回となりました。どのようなクライマックスが待っているか楽しみですね。
2008年11月 09日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
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徳川宗家と薩摩・長州との戦が始まろうとしています。そんななか、前々から懸念されていた天璋院が薩摩出身ということで、薩摩に帰そうという動きがここにきて本格化します。前回、大奥を守ると言っていた天璋院に対してかなり失礼な話ですよね。小松帯刀であれば、その状況が分からないので島津久光に進言して、母親に手紙を書いてもらう行動は理解できるのですが、それを受けた小の島や滝山、唐橋たちの言葉はちょっとあり得ないかなと感じます。
そんな中、今回最も活躍したのが唐橋でしょう。滝山と小の島との口論に登場し、その場の張り詰めた雰囲気を素晴らしいユーモアで和らげます。NHKの唐橋のプロフィールの部分を見ると、これから彼女はもっと活躍することになる人物であることがわかります。高橋由美子も最後に来ていい役をGETしました。
一方歴史的に見ると、西郷や大久保達の画策によって徐々に薩摩の挑発にのって戦への道へ突き進んでしまう慶喜。小松帯刀の言葉が重く心に染みます。「国の行く末が分からないまま戦で死んでしまう人たちは、無駄死にだ。」確かにその通りですね。この時期は外国からも目をつけられている日本である以上、下手に内紛を起こしていれば攻め込まれる危険性は高まります。最悪のケースとしては、諸外国の植民地になってしまうことだってあるのです。外国の強さを知っている小松帯刀であるからこそ、先見の明をもって訴えるのですが、大久保達にはそこまで伝わるわけではありません。しかも、病で脚を患っている小松は自力でどうすることもできないのです。まさにこんな時に、という感じですね。
次回はますます大久保、西郷たちが突き進んでいくでしょう。どこで小松帯刀が抑えることができるのかを考えながら期待したいと思います。
2008年11月 02日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
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とうとう大きな歴史が動き出しました。その動きのあまりのあっけなさに見終わった今、本当に出来事は起こったのかどうかが幻であったように思えて仕方ありません。その出来事とは、大政奉還と坂本龍馬の死でしょう。
まず大政奉還ですが、慶喜の存在感があまりにもありませんでしたね。当然と言えば当然ですが、天璋院の存在もあまり感じることができませんでした。二条城に大名を集めての会議でも、慶喜よりも大きく目立っていたのは小松帯刀の方で、演説の時間数も小松が数分間に及んで独壇場だったのに対して慶喜は、「何でも申せ」位でしょうか。すごく大切な状況にも関わらず、あっけなさ過ぎます、これでは、どんだけ大変だったのか、それぞれの思いがどのように結びついた結果なのかを推し量ることなど到底できません。
次にあっけなかったのは坂本龍馬の死でしょう。お約束の寺田屋で、前回は何とか命を拾いましたが今回はだめだったようです。この場面でも、刺客は最後のとどめを刺さずに、ダイイングメッセージを残すだけの余裕を与えています。これまで幕末の主導者だった彼の最期にしてはあまりにもあっさりだったなぁという印象を受けました。坂本の死でも目立ったのは、小松帯刀の叫びだったんじゃないでしょうか。ここまでくると、小松帯刀の物語ではないかと思うくらいです。
少しずつ大久保や西郷たちと小松の考えが違っていく様子を岩倉具視がうまく利用していきそうな、そんなうまい演技を片岡鶴太郎がしています。味があっていいですね。片岡鶴太郎というと、「鶴ちゃんのプッツン5」を思い出してしまうのですが、どうやらもうそんな彼を見ることはできないようです。
最後の天璋院の決心はかっこよかったですね。今後は自分が大奥を守っていくんだということを宣言します。実際にどうなるかはわかりませんが、自信を持って宣言したことは周囲に安心とそっからわき上がるプラスの効果をもたらすので、効果は絶大だったんじゃないでしょうか。大奥の女達の戦いが静かに始まろうとしています。

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2008年10月 26日
By: ぺんぺん
Category: 2008年_篤姫, ドラマ
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きっとクライマックスに向けて最後の準備期間ともいえる歴史の動きがあまり多くない人々の心を描いた話でした。家茂が亡くなって悲しみに沈む和宮は、なかなか家茂が亡くなったことに対して信じられなかったのですが、次第にその現実を受け止め、さらに天璋院の心の強さを改めて理解するように心境が変わっていきます。
このあたりの心境の変化は、なんか急すぎる感じもしますが50回という限られた話の中でまとめるには、仕方がないのかもしれません。
和宮はとうとう落飾し、静寛院と名乗るようになります。この人達には不幸が重なるようで、兄である孝明天皇も同時期に亡くなるのでした。時代はどんどん進んでいくんですね。そんな静寛院は、天璋院のことを母上様と呼ぶようになりましたね。これで、長く敵対していたこの二人も完全に同じ志をもつ人となりました。なんだか人と人が仲良く一つの目標に向かって頑張る姿は素敵だと改めて思います。
そして、今回もう一つ衝撃的だったのは小松帯刀です。お琴さんとは別れると言いながらも、京についてみると子供が生まれていて、しかもその子供をあやすのがうまいときています。お近さんとしてもつらいでしょうね。この頃では当たり前だったのかも知れませんが、今では大問題になりますね。きっと。
次回からはとうとう大久保や西郷たちが倒幕に向かって突進していき、西郷たち倒幕派vs天璋院たちという図式が本格化するでしょう。見たくない面もありますが、しっかりと心して見たいと思います。

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