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江 -姫たちの戦国- 第41回「姉妹激突!」

2011年10月 23日 By: ぺんぺん Category: 2011年_江 No Comments →

今回からとうとう豊臣家と徳川家が相対することになっていきます。題名からみてもそのことをうかがい知る事ができるのですが、姉妹が憎み合って激突するわけではなく、世の中の流れに逆らう事ができずに否応もなく争う形となってしまったのですが、残念ながら題名からそのようなニュアンスを伺いする事はできません。なんだかものすごい憎しみをもって戦うのではないかと思ってしまいます。

前回まですばらしい雨後九をしていた秀忠ですが、今回からまたもや家康の思うままに動くロボットのようになってしまいます。随所に自分の思いを通そうとするのですが、頭ごなしに家康に却下され、二条城では言っても居ない事を「将軍」という名前を借りて言った事になってしまう始末。これでは無念で仕方ないでしょう。

時は完全に家康がコントロールしていたのです。前回から髪の毛が突然白髪になり老人であることを強調している家康が、豊臣方に様々な揺さぶりをかけてきます。このような対処をされると、本当にどうしようもないですね。真っ向から議論する余地のない、完全なる変化球なのでまともにやり合っていてはどうしようもありません。しかし、すでに権力を得てしまっている家康にかなうものはいないので、受け入れざるを得ないのです。

方広寺の鐘の件はあまりにも有名で、誰もが知っている逸話です。「国家安康」は家康の名前を引き裂くもの、初見ではなかったはずのこの文言を、うまく利用して片桐且元を豊臣家から引き離したり、世の中を乱すものだと誇張する様子は、もはや圧巻です。昔の家康であれば決して言うことのなかったこういう発言は、時代の状況を見た上での的確な判断があったからこそなのでしょう。

今回は、江や福の争い場面も最小限で終わり、女性陣のなかでは淀殿と大蔵卿局が唯一光る内容となりました。次回の予告でも、江はただ祈るのみというシチュエーションなので、歴史の表舞台が描かれていくことになるでしょう。他のブロガーさんの記事を見ると、合戦シーンがどのくらい描かれるか話題になっていました。なかにはナレーションで終わるのではという意見まであり、そうかもしれないと思ってしまうのは残念です。

これからは、それぞれの人物の運命と歴史の流れ、共に重要なものになっていきます。残り5回200分でどこまで描くことができるのか、不安を感じつつも見逃さないようにしたいと思います。

◆江紀行◆
京都府京都市
 - 豊国廟 (阿弥陀ヶ峰)
 - 豊臣秀吉の墓
 - 方広寺
 - 方広寺鐘楼

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江 -姫たちの戦国- 第40回「親の心」

2011年10月 16日 By: ぺんぺん Category: 2011年_江 No Comments →

前回に引き続き、それぞれの立場での心模様がよく映し出されている、いい内容のドラマとなりました。竹千代と国松の母親である江が、立場も有りながらそれぞれの子供に対する接し方に違いが出てしまうのは、どうしようもないことなのかもしれません。福という外的要因もあるので一様に今の時代と比較することはできませんが、どちらか一方に愛情が集中してしまうと、このようなことになってしまいます。

特にこの時代において、兄弟の間で争いをすることも珍しくありません。国松と竹千代の関係がこの後どのように変わっていくことになるのか、気になってしまうので密かに色々調べてしまったりします。こういった家庭内の問題に対して、父親である秀忠が何の活躍もしていないのは江戸時代だからなのでしょうか。もう少し力になってあげてもいいのになと思ってしまいます。

そんな江戸城では大姥局が、倒れてしまいます。初登場以来流行語大賞にノミネートされるのではないかと言うくらい連呼していた「おのこ」もなりを潜めてしまい、あわせてすっかりいい人になってしまった感じがしていましたが、その「いい人」度合いを今回さらに高めることになります。病に倒れても、必死に家康と秀忠の関係を繋ごうとし、それに応えるかのように秀忠からは「本当の母親以上に母親であった」と感謝され、感極まって泣いてしまいます。いいシーンでした。隣にいた江はどう感じたでしょうか。竹千代と福の関係も同じであり、竹千代が福に同じようなセリフを言っていたらと思うと、江は寂しくなってしまったのではないでしょうか。ドラマではそこまでの言及は表情からも察することができませんでしたが。

歴史的には、家康の豊臣家つぶしが本格的になり始めます。秀忠に色々と言われて、林羅山を投入して和解を図っても、結論は変わりません。ドラマ的には大阪にいる秀頼と淀、千の運命やいかに、という感じでしょうか。前回大物ぶりを発揮した秀頼ですが、今回は千とラブラブなシーン以外はあまり登場せず、なんだかもったいないなと感じます。その千を演じるのは忽那汐里さんですが、残念ながらまったく時代劇に似合わないような気がします。目もぱっちりしすぎていてこの時代に違和感を感じてしまいます。

残りも少なくなってきて、大坂夏と冬の陣という徳川家と豊臣家最後の戦いにむけて、江と淀、そして初の三姉妹がどのような運命をたどっていくのか、そろそろその本題を示すときがやってきたようです。次回からを楽しみにしたいと思います。

◆江紀行◆
東京都文京区
 - 春日通り
 - 春日局(福)像 - 礫川公園

埼玉県川越市
 - 喜多院
 - 家光(竹千代)誕生の間
 - 春日局(福)化粧の間

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江 -姫たちの戦国- 第39回「運命の対面」

2011年10月 09日 By: ぺんぺん Category: 2011年_江 No Comments →

気のせいか、最近のタイトルは「○○の○○」というものが多いような気がします。意図的なのか偶然なのかわかりませんが、かれこれ10話以上続いています。その中でも今回はかなり出来が良かったのではないでしょうか。こんな大河ドラマが続いてくれれば良かったのにと残念でなりません。

秀忠は家康から二代将軍に命じられたのですが、相変わらず自分がしたいことはなかなかできない様子で、色々と直談判するのですが、きちんと聞いてもらえずに実権は家康のままです。自分がやりたいことを最終的には認めてもらえない秀忠と、竹千代の世話を福に独占させられて自分が思うように子育てをできない江。この二人の悩みがいい感じでシンクロし、徳川家がごたごたしてしまいます。

今回は見所が多すぎるので、このごたごた話はあまり突っ込まれることがなくさわりにとどめて、次の話題が秀頼が家康に会いに来るという話。一度その話があって淀を含め周囲も断ることが決まってから、6年。この間に時間は経っているのですが、それを全く感じさせない雰囲気は、もう少し考えても良かったのではないかと思います。大野治長や淀もほとんど変わることなく、変わったのは秀頼だけという感じでした。

その秀頼を演じる太賀は、ものすごく迫真の演技でした。家康の前に有りながら物怖じせずにこれからも豊臣のために一緒にがんばろうと話すのです。この後家康が一言も話すことができずに黙ってしまったのも頷けます。このあたりの演技力は圧巻でした。もっと早くからこれを見たかったと思います。

この徳川家の話と秀頼の話は、これまでにないほど江始まって以来のできだったのではないでしょうか。初が淀を守るという場面や高台院が久しぶりに登場するシーンなど、完全に2つの大きな話につぶされて存在感を失ってしまいましたが、それを補うほどの内容となりました。今後はこのあたりの内容がラストに向けてもっと深掘りされていくといいと思います。

◆江紀行◆
福井県小浜市
 - 後瀬山城跡
 - 愛宕神社
 - 小浜城
 - 三丁町
 - 常高寺

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江 -姫たちの戦国- 第38回「最強の乳母」

2011年10月 02日 By: ぺんぺん Category: 2011年_江 No Comments →

今回は出産シーンから始まり、待望の男子を出産します。これまで大姥局の激しいプレッシャーに耐えてきた江ですが、それもこれによって解決するかと思いきや、新たに登場した乳母である福が奪い取るように江の元から竹千代を抱き上げていってしまいます。

その福を演じるのが富田靖子さん。加賀まりこさんのように表情に全面に出てくる演技であれば、いくら「江戸の鬼」と呼ばれようとも愛嬌がありますが、富田靖子はにこりともしないので本当に恐ろしく感じます。これはこの先に対してものすごい意志の強さを予感させるキャスティングをしたなと改めて思います。

それと比べてるとどうしても江の深刻さが出てこないのが残念です。産まれたときに竹千代を持って行かれたときの表情も、子供が風邪を引いてもみてあげる事ができないときも、福から「自分の直接の雇い主は家康様だから、あなたのいうことは聞かないよ」宣言されたときも、悲壮感があまり感じられないのです。

それは、上野樹里さんの表情がもっと改善の余地があること以上に、話の構成も関係していると思います。竹千代誕生シーンの後に、持ってきたのは秀忠を二代将軍に命じられる場面。この政治的に重要な場面にやはり江が同席し、熱海で秀忠と今後どうしようかといった相談をしているシーンがありましたが、見る側に取ってみると子供の事よりも徳川家に関する政治を何とかするという立場にシフトしたのだと受け取られかねません。事実自分もそのように感じてしまい、竹千代のことは未練がありながらも福に任せたのだなと思っていました。

ところが現実はそうではなく、秀忠の二代将軍の内容が終わるとまた戻ってきて福との確執シーンに。このあたり一貫性がないところが、主人公の心情をしっかりと把握できない要因につながっているのではないかと思います。

今後は、江の周囲をとりまく環境として、中では福との確執を、外では初、淀とのそれぞれの関係性をそれぞれお出しながら年を取っていくことになるのでしょう。ここに歴史上有名な表舞台を描くのですから、この物語の描き方は難しいものがあることはわかります。しかし、上記の3つのテーマが3分の1ずつでは、最後にどっちつかずの結果になって、印象を薄めてしまうのではないかと危惧しています。そうならないように願いながら次回の福との確執が深まっていく様子を見ていきたいと思います。

◆江紀行◆
奈良県奈良市
 - 平城京跡
 - 帯解寺

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江 -姫たちの戦国- 第37回「千姫の婚礼」

2011年9月 25日 By: ぺんぺん Category: 2011年_江 No Comments →

ここ数回の江は、子供を授かっては誰かに嫁がせたりして離れてしまうことの繰り返し。見ている方としても、どこかで見たことがあるような場面だとは思いながらも、10秒程度で終わるお産シーンののちに一緒に眠る我が子の構図を、今回も見ることになります。

今回は世の中の政治の動きからかなりかけ離れた世界の中での内容となっているので、時が経つのを思わず忘れてしまいそうになりました。2月になってから新年のあいさつにやってくる家康の心の底がどのようになっているのかは、物語の中心が江である以上、明かしてはくれません。ここ数回は家康の表面上の建前ばかりを聞いているような気がしますが、息子の嫁であってもそこは心を許せない他人ということなのでしょうか。

世の中としては、家康が「仮の将軍」と自らが言っている征夷大将軍に任じられ、名実ともに政のトップに躍り出ることになります。北大路欣也さんの演技がかなりスマートで、腹の内が見えないのでなんだか悲しくなってきます。どんな思いで様々な行動をしているのか、昔はよく語ってくれたのに今では全くといっていいほど語らなくなってしまいました。そのあたりの描写をもっと増やしてくれると、歴史好きな人も取り込めるのにと残念でなりません。

それよりも作者としては、今回は千姫を中心に描きたかったのでしょう。再び登場した芦田愛菜さんは、言わずとしれた今最も人気のある子役の一人。数年前に同じように人気を集めた加藤清史郎くんを彷彿とさせる大河ドラマによる子役人気。一時のブームに終わらずに長く続いてほしいと思います。そんな芦田愛菜さんは、やっぱり他の子役とは違って、セリフが多いこと多いこと。ちょっと不自然に感じてしまうほど感情的なシーンが割り振られています。その後に登場した山本舞香さんと比べてしまうと、差が出ていることがわかります。

おそらく、視聴率のことも考えての登場だったのだと思いますが、次回からどのように物語り自体にうまく溶け込んで登場することができるのかどうか、それを見ていきたいと思います。

自分の中で一番驚いたのが初でした。前々から「江の子供を一人自分におくれ」といっていたのは記憶に新しいことですが、まさか本当にそれが実現してしまうとは。今まで何度となく言い続けていたのが、このときのための伏線だったとのだとすれば、自分たちは作者にしてやられた感が否めません。同じ「初」という名前をつけてかわいがる様子を江はどのように見ていたのでしょう。

さて、次回はとうとう男子が生まれるようです。富田靖子さんが後の春日局を演じるようですが、調べてみると、2007年に彼女は初役で映画に出演しているようです。ものすごい近いところで再び登場ということになりました。どのくらい江とそりが合わないのか、それが見物になるものと見られます。

◆江紀行◆
京都府京都市
 - 御香宮神社
 - 東照宮
 - 豊国社
 - 御香水

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