あしたまにあーな

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西郷どん 第3回「子どもは国の宝」

2018年1月 21日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

初めのうちは薩摩ことばに違和感があり、聞き取ることができないと話題になっていましたが、徐々にその声も小さくなり今ではほぼ雰囲気などで状況を読み取ることができるようになったと思います。そうなると演出など余計なところに気をとらわれることもなくなり、物語に集中できるようになってきたなと感じます。

下級武士である西郷家はもの凄く貧しく、家族を医者に診せるだけのお金もありません。その苦しさから父の吉兵衛は商家から借金をしようと言い出します。身分や対面を気にすることのない吉之助は初め反対しますが、結局は商家のお世話になることになります。ナレーションで西田敏行さんは、さくっとこの借金を完済するのは明治維新になってからといっていましたが、あそこまでの人物になってもなかなか返せないほどどのように使っていったのかが気になるところ。

個人的には、帰り道に出会った幼い頃の中村半次郎の一家に分け与えてしまうのではないかと思ったのですが、さすがそこまでではありませんでした。お人好しなところは人望を集めるメリットではありますが、お金が絡むと色々と厄介なことも増えるので、なにもなければ良いのですが。。

藩に目を向けてみると斉彬はようやく意を決して父の斉興の失墜しようとしますが、結果的に調所の命を奪ってしまうことになります。藩の財政を立て直した立役者であることを考慮して、もう少し違った形で後継者に漬けなかったものか悩ましいところです。さらに、斉輿と由羅は斉彬に反撃するため、彼に近い人物を次々と処罰していきます。吉之助に近い赤山靭負も次回やばそうな雰囲気。こういう強制力ではなにも生まないのですが、斉興が今後どうなっていくのか気になるところです。

■紀行■
鹿児島県鹿児島市
・仙巌園
 JR「鹿児島中央」からバス「仙巌園前」下車すぐ

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八重の桜 第20回「開戦!鳥羽伏見」

2013年5月 19日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

圧倒的に不利である状況を慶喜も分かっていて、薩長に口実にさせるものを残さないように細心の注意を払いながら大坂に逃れます。このタイミングでどのくらいの藩や兵士が幕府軍に従っていたのかは分かりませんが、1万5千人という数字はあまりにも少ないように感じます。これで慶喜が「負けるはずがない」と自信たっぷりに言っている理由もよくわからないのですが、どこかに自信があったのでしょう。

この描写のちょっと前に、慶喜は諸外国を集めて、これからも徳川家が日本の代表者として交渉を行うことを宣言し、外国の皆様もそれを受け入れるということがありました。つまり、外国から見れば徳川が日本の代表であり、国内では薩長が実権を握っている。このアンバランスを上手くついて、日本を内乱状態にさせて混乱に陥らせることも容易に出来た場面でした。

ちょっと前に、日本は争っている場合じゃないと勝先生は言っていたのですが、まさにそれが現実の出来事となろうとしていました。どっちに転がっていくか分からない日本、物語ではあまりクローズアップされませんでしたが、鳥羽伏見の戦いの前年である1867年に坂本龍馬は暗殺されています。勝もあまり登場しない状況の中で、物語から日本を引っ張っていく人物に不足感があるのが残念なところ。会津は旧体制を守る立場ですし、会津でも考え方は「会津のため」であり、「日本のため」と考える人はいません。

大久保や西郷といった薩摩藩士以外にも、もっとたくさんの有名人がいて成し遂げていることなのですが、会津の立場からみると、ひとえに薩摩にやられたと見えてしまうから、このような演出になるのかもしれません。もう少しだけ大局的な立場から会津の状況を見てみたい気もします。

次回からは鳥羽伏見の戦いの敗戦処理とともに、戊辰戦争に向けた準備が着々と行われていく様子。八重の決意に注目したいと思います。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 御香宮(ごこうのみや)

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