あしたまにあーな

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おんな城主直虎 最終回「石を継ぐもの」

2017年12月 17日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

毎回、ユーモラスなタイトルに魅了されてきた本ドラマですが、最終回は「石を継ぐもの」。この石という言葉にいくつかの思いがあるのだろうなと思って見始めました。まず、思いつくのが意志や遺志でしょう。井伊家は代々思いを繋いで生きてきました。直虎が先代や父親から受け継いできたのは、農民を大切にして、外から来たものを快く向かい入れる多様性をもつこと、そして戦わずして生き延びる術を身につけることでした。こういった思いは直虎の死後、万千代から元服した直政に引き継がれていきます。

そして、もう一つの「石」とは、政次から引き継いだ碁石でした。ここには、様々な思いがつまっていました。おとわに関連した人々は、その最期に井伊谷の井戸でおとわに一緒に行こうと呼びかけます。その中にはかしらもいて、後に海岸でおとわがかしらに渡した水筒が打ち上げられている様子から、南蛮行きに失敗したものとみられます。

直政は北条との和睦をまとめたりしながら、その後徳川家を支えていく力量を見せつけますが、最後まで井伊家を直虎から明示的に家督を譲るという流れではなかったのが残念でした。しかし、周囲の人々やその後の人事によって、直政は井伊谷の人々の思いを引き継ぎ、立派に井伊家を盛り立てていきます。その様子を見ることができずちょっとさみしいですが、それはいつか見られると信じて今回のドラマの感想について筆を置きたいと思います。

一年間ありがとうございました。

来年は「西郷どん」。

再び幕末の世の中ですが、少しずつ勉強をしておきたいと思います。

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滋賀県彦根市
 - 彦根城

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おんな城主直虎 第49回「本能寺が変」

2017年12月 10日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

毎回、楽しげなタイトルを付けてくれる本ドラマもあと2回。前回明智光秀に謀反の事実を告げられた徳川の面々は、信長の誘いに応じて安土などに出向くことになります。その裏工作として万千代から三河へと逃がす道を考えて欲しいとお願いされた直虎は、堺に出向きかしらたちに再会を果たすことになります。しかし、かつて夫婦になろうと決めた二人にもかかわらず、二人の間にはまったく恋愛感情もありません。

ひとえに直虎が再会早々お願い事項をまくし立ててかしらの機嫌を損ねてしまったからかもしれませんが、結果的にかしらも直虎の言うとおり、家康を逃す作戦に協力することになります。途中でかしら自らが農民に扮して噂話を流布する様子は、海上商売で財をなしたものとは思えない言動ではありますが、結果的に直虎の意を汲んだ協力者という立ち位置を確立してしまったようですね。

明智光秀の心情の変化、本能寺での信長の思い、家康の逃走、穴山信君の最期、そういった直虎周辺で起こった出来事はことごとくスルーされてしまっていますが、これも時間のなさが要因なのかもしれません。家康を逃したのが直虎の功績だというのなら、そこはもう少し丁寧に表現してあげないと最終回を満足に迎えることができないのではないでしょうか。

きっと最終回は家督を正式に万千代に譲ると共に、明智の子供である自然の処遇などで最後の抵抗をするものとみられますが、直虎が最後までどのように描かれるのか残すのは1回しかないので不安になって来ました。視聴者が1年間みてきてよかったと満足できる最終回になることを願ってやみません。

■直虎紀行■
滋賀県甲賀市
 - 小川城跡

三重県伊賀市
 - 徳永寺

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おんな城主直虎 第38回「井伊を共に去りぬ」

2017年9月 24日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

回を追う毎に段々物腰が柔らかくなっていく近藤康用ですが、今回は直虎と共に井伊谷を守ろうという振る舞います。直虎にはこの時も井伊殿と配慮を示す姿もみせ、二人の間にはなんとなく同志めいた雰囲気され生まれているような感じでしたが、その直虎は頭とともに堺へ旅立とうとしていました。

未練がありありなのは初めから分かっていたことなのですが、頭はそれを分かっていて何度も確認をしながら直虎と共に進むことを決めたはずでした。しかし、結果的には頭は直虎の思いをくみ取って、その場にとどまるよう話をし自分1人でいくこととなります。歴史的にはその方がよいことは百も承知の上なのですが、この結末にはすこし残念に感じました。

なんだか、時間稼ぎをしていたようにも思え、この時間は直虎のなにを描きたかったのか今となってはわからなくなってしまったように思えます。井伊谷を想う気持ちが強いのであれば、頭から誘われた際にすぐにそれをはねのけていればよかったのではないでしょうか。

それから時が経ち、龍潭寺で直親の十三回忌法要が執り行われるというときに、成長した虎松が登場します。これまでの子役の働きがもの凄く良かっただけに、初めは違和感を感じますが、なんとかロスと言われるような演技に期待したいと思います。

■直虎紀行■
山梨県甲州市
 - 恵林寺