あしたまにあーな

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西郷どん 第18回「流人 菊池源吾」

2018年5月 13日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

前回、月照と共に冬の海に身を投げた吉之助は、奇跡的に生き返り生家に戻ってきます。正助の生きろという言葉に反して自分がなぜ生き返ってしまったのかを深く後悔する日々が始まります。それは流された奄美大島での生活でも同じでした。ここまでやさぐれてしまった吉之助を見るのは初めてのような気がしますが、これはこれで人としての奥深さを感じることができるなと思います。

オープニングの曲も島唄が挿入され今回から奄美大島編が始まったんだなと改めて感じました。島での中心人物は勿論二階堂ふみさんが演じるとぅまですが、柄本明さんにも期待したいと思います。柄本さんのようにドシッとした重厚な演技が出来る人が物語のなかで存在するだけで、落ち着いてみることができるので、今後彼がどのように全体を締めてくれるのか楽しみにしたいと思います。

死のうと思えば死ぬことができる状況にありながら、そうはさせなかったとぅまたち島の人々。これからはその人々に気持ちに寄り添いながら、島が置かれている現状とどのように吉之助が向き合っていくのか、そして今後の人生にどのようにその意味を結びつけていくのかといった観点で見ていけたらいいなと思います。

■紀行■
・鹿児島県龍郷町
 西郷松跡
 奄美空港からバス「阿丹崎」下車すぐ


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

軍師官兵衛 第46回「家康動く」

2014年11月 16日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

これまで圧倒的な権力を誇っていた秀吉も亡くなってしまうと完全に出番をなくし、今回は1回ほど回想の場面で登場しただけでした。時代は徐々に家康が主導する世界にうつっていくことになります。それに立ち向かうのが三成。本当であれば、秀吉が亡くなった後に諸大名を上手く束ねてまとめ上げていかなければならないにも関わらず、長政たちに今まで通りの罪を問うような動きを強めてしまったため、完全に反三成派になり再び戦乱の世の中に舞い戻ることになってしまいます。

そんな情勢を鋭く感じていたのが如水でした。前田利家に対して争いを止めるように忠告したり家康に直接三成をどうするつもりかを訪ねてみたり。この辺りの動きが結果的に黒田家を二分してしまう危険性を持っているにも関わらず有効に働きます。きっと当主である長政にとっては気持ちよくなかったとは思いますが、徐々に大きな流れとして家康の思うような天下を二分して自分に刃向かう武将を一掃する動きに繋がっていきます。

次回からは、如水が大勝負に出て行きます。家臣達はちょっと誇らしげではありますが、一方で長政やその妻である糸の運命も少しずつ変わっていくことになるので、そのあたりの状況を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
福岡県福岡市
 - 筥崎宮(はこざきぐう)

福岡県太宰府市
太宰府天満宮

軍師官兵衛 第44回「落ちゆく巨星」

2014年11月 02日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回は豊臣家の面々ですばらしい演技が光ったような気がします。まずはいつものことながら竹中直人さん。彼の秀吉は本当にはまり役で見ていてものすごく安心感があります。大河ドラマは奇をてらったようなキャスティングではなくこのように落ち着いて演技を演技と感じることなく見ることができる役者が必要なのだと改めて思います。さらに竹中直人さんは徐々に年老いた役になっていき、今回に至ってはすでに60となっています。今の時代の60歳の方と比較しても「少し年を老いすぎてないか?」と感じてしまうのですが、家康も55だというので妥当なのかもしれません。

そしてもう一人が茶々を演じる二階堂ふみさん。彼女はこれまで存じ上げなかったのですが、子供のためならなんでもするという母親の強さと恐ろしさを迫真の演技で見せてくれます。拾が天下人になるのに邪魔をする可能性がある人々をことごとく、そしてやんわりと排除するように三成や秀吉に訴えることによって実現していきます。この後の淀殿の様子を知っているだけにちょっと悲しくもなるのですが。そう考えると、江が主人公になったので、あと10年以上はあり得ない企画だとは思いますが、茶々を題材にしたドラマを作っても面白いかもしれません。

今回、自分の中でものすごく心酔していた小早川隆景が亡くなります。なるなる前に官兵衛と語っていた昔話に自分も懐かしい思いをしながら少し涙ぐんでしまいました。鶴見辰吾さんの演技もものすごく素晴らしくまたどこかで見たいと思っていたら、大河ドラマが終わってNHK時代劇ドラマの番宣で鶴見辰吾さんが出ていたのでびっくりです。

如水は秀吉のそばに行くことで、天下人に押し上げた自分の責任を全うするのだと今回語っています。ということは、世の中にとって、秀吉が天下になったことによる恩恵も考慮して、何をすべきか官兵衛としては考えていたのでしょう。そう考えると、次回の大陸出兵や秀吉が亡くなった後にどのように後始末をするのか、それが楽しみになってきます。残念なことになる熊之助に打ちのめされるとは思いますが、ラストに向けての如水の動きに注目したいと思います。

◆官兵衛紀行◆
広島県三原市
 - 三原城跡