あしたまにあーな

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おんな城主直虎 第27回「気賀を我が手に」

2017年7月 09日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

前回の最後の方久が進言したのは、気賀を直虎が治めてはどうかというもの。今回はその続きから始まります。その話をしている最中、中村屋を初めとする気賀の町衆が直虎の元を訪れ、治めて欲しいと願い出ます。それに対して直虎は回答を待って欲しいとし、政次に相談することになります。最近の回では以前のように嫌味のような雰囲気はなくなり、完全に直虎をサポートする言動をするようになった政次。なんか心境の変化でもあったのかわかりませんが、こうなると直虎も盤石の体制のようにみえます。

方久を中心に、なんだかつかみ所のなさそうな雰囲気の大沢氏、そして関口氏を懐柔し、最後に氏真だったのですが、武田義信が自害したという事件をきっかけにして完全に政治の世界に興味を無くしてしまった様子。これまで少なからず野望を燃やしていた様子ではありましたが、それも完全に潰えてしまったです。これによって今川家も本格的に滅亡の道を歩んでいくことになるのかもしれません。

結果的に、気賀を手に入れることに成功した直虎。にこやかに井伊家の先祖に報告する政次をこそっとみつめる和尚様はなにを感じたのでしょう。

今回、活き活きとしていたのはなんと言っても龍雲丸でしょう。自身の生い立ちを直虎に話し、自分が自由になににも縛られずに生きることを誓ったこと、それに対してそんな生き方を肯定する直虎の間に、さらに強力な絆が生まれたように見えます。

これによって、井伊家は少しずつ力を溜めていくことになるのでしょう。それが今後の乱世にどのように影響を及ぼしていくのか楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県浜松市
 - 堀川城

静岡県湖西市
 - 宇津山城

おんな城主直虎 第26回「誰がために城はある」

2017年7月 02日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

ここ数回、気賀の町衆との絡みが多い直虎ですが、普通の考え方では政次が言うように首を突っ込みすぎず、対岸の火事として済ませておけば良いのだと思います。しかし直虎はそれをよしとせずに、積極的に関わり混乱を鎮めようと東奔西走します。一歩間違えれば今川から謀反の疑いがあるとみられてもおかしくないのですが、ここは物語の世界なので、ガンガン攻めていくシナリオとなっているのでしょう。

二分されていた気賀の商人をうまくとりまとめたまではいいのですが、龍雲丸だけは築城に反対し後味の悪い結果となります。城という存在が攻撃の的となり悲劇しか生まないという経験に基づく判断から、そのような発言になったのですが、必死に説得する直虎に「できもしないことをいうな」という捨て台詞を残して去って行きます。

この言葉に引っかかった直虎は悶々と時を過ごすのですが、方久の大沢の代わりに井伊が気賀に入る提案によって、俄然盛り返していきます、次回はきっとこの辺りの覚悟が試されることになるでしょう。

■直虎紀行■
静岡県浜松市
 - 堀江城跡

おんな城主直虎 第25回「材木を抱いて飛べ」

2017年6月 25日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

今回強く感じたのが今川氏真の粘着質な言動でした。世の中では、桶狭間で織田に敗れた今川は速やかに衰退の一途をたどるようにいわれていますが、この物語のなかではかなり長い間井伊家の人々を苦しめています。さらに、その今川に対して、忠誠を誓うことを示さなければならない難題に挑むことになる直虎の立場は非常に難しいものとなりました。

政次の存在に関しても、改めて明らかになったような気がします。表だって直虎を支援することはできず、監視役として厳しいことを言い続けなければならないのですが、人一倍直虎のこと、井伊のことを思っているのです。ヒントを与えることも出来ない状況の中で直虎と政次は繋がったなにかを持っていることを感じさせる内容となりました。

ドラマにありがちな、ギリギリのタイミングでの滑り込みセーフ。龍雲丸たちもなんとか役目を果たすことができ、めでたし、とはどうやらならないようです。そのあたりは次回ということで。

■直虎紀行■
静岡県静岡市
 - 身延道起点の道標